南相馬市のコメに異変発生。原因はがれき撤去時に発生した放射性物質。


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被災地復興と謳って、農業も再開されている地域もある
福島県ですが、その中で南相馬市の稲穂が放射性物質で
異変が発生していると報じられています。

がれき撤去で飛散、コメ汚染 福島第一の20キロ先

東京電力福島第一原発で昨夏に実施した大規模ながれき撤去作業で放射性物質が飛散して、20キロ以上離れた福島県南相馬市の水田を汚染した可能性を農林水産省が指摘し、東電に防止策を要請していたことが分かった。福島県は「他の要因は考えられず、がれき撤去の可能性が限りなく高い」としている。東電は要請を受けて撤去作業を凍結してきたが、広範囲に飛散した可能性を公表しないまま近く再開しようとしている。


 原発から20キロ以上離れた南相馬市の避難区域外の水田14カ所と、20キロ圏の避難区域内の5カ所で昨秋に収穫されたコメから基準値(1キロあたり100ベクレル)超のセシウムが検出された。農水省が調べたところ、放射性物質は8月中旬に出始めた穂などに局所的に付着。事故当時に飛散した放射性物質を土壌から吸い上げたのなら均一的に検出されるため、穂が収穫された9月末までの間に新たに飛んできたものと分析した。


未だに福島の放射能については、何ら収束していないということです。
次から次へと、問題が発生する中では安倍首相が言う
アンダー・コントロールという発言も虚しく響くだけです。


そもそも、福島第一原発から20kmしか離れていないところで
農業を再開するというのが、もはや狂気の沙汰です。


このブログでは何度も書いていますが、放射能の人体に対する影響は
未だ解明されていない部分が多いという状況です。


しかし、暫定的に決めた基準に達していないからとの理由で
未だ放射能垂れ流しの福島第一原発の近くで、農業を解禁したこと自体が
間違いだったのではないかと結果論にはなりますが、強く思います。


現在も、食べて応援という試みは依然として行われ
福島産の農作物が市場にはどれだけ出回っている状況か
分からないのですから、食からの健康被害はもっと過敏になるところだと思います。


現実問題、農作物が飛散した放射性物質の影響で
ダメージを受けたとなれば、今後同じような農作物は
出てくる可能性が大で、福島産の農作物を好き好んで食べる人が
どれくらい出てくるのかは疑問です。


今後は、見た目は問題なく簡易検査で基準値を満たさない
農作物であったとしても、注意して食品を選ぶことが肝要でしょう。


もちろん、積極的に食べて応援をしたいという人は私は無理には止めません。
しかし、自分以外に大切な家族などが居るのであれば
きちんと話し合って決めるべきであると思います。

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