【ヤバイ】福島の甲状腺がん検査2巡めで、新たに16人が確定へ。


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福島第一原発の事故から、既に4年以上が経過していますが
福島県内の、小児甲状腺がんが、16人増加したと報じられています。

甲状腺がん新たに16人 福島の子、確定は103人に

 福島県は18日、東京電力福島第一原発事故に伴う被曝(ひばく)の健康影響をみる甲状腺検査で、今年1月から3月末までに新たに16人が甲状腺がんと確定診断されたと発表した。検査対象となる事故当時18歳以下の約38万5千人のうち甲状腺がんが確定したのは計103人。

 甲状腺がんは手術を受けて確定する。昨年3月末までの1巡目検査でがんの疑いがあると診断され手術を受けた12人と2巡目検査の4人ががんと確定した。

 がんやがんの疑いがあるとされた人は1巡目112人、2巡目15人で計127人となった。2巡目検査は来年3月まで続く。県検討委員会では、1巡目と2巡目以降の結果を比べて被曝の影響を判断するが、「現時点で事故の影響は考えにくい」とする。

 県によると1巡目では、原発周辺自治体と他の地域で、疑いも含めがんが見つかった人の比率に差はないという。チェルノブイリ原発事故後に甲状腺がんが多発した、放射線の影響を受けやすい乳幼児には、がんは見つかっていない。


まず、前提条件として甲状腺がんというのは比較的がん全体の中でも確率が低いがんです。
全体のがんの症例の中から1%ほどが、甲状腺がんという統計があります。
国立がんセンターの統計が、こちらのエクセルファイルで見れますが、甲状腺がんは
他の主要ながんと比べると、かなりの罹患率の低さだということがわかります。

がんセンターが過去とった統計では、0~14歳までの甲状腺がんの罹患率は
10万人に1人程度の割合に過ぎず、非常に少ない珍しいがんになるとの統計が出ています。
参照:http://www.enup2.jp/newpage3.html

toukei

今回は、対象が18歳までではありますが、上記のエクセルファイルの数値を拾っても
18歳までのがん患者は、全体の0.03%ほどに過ぎませんのでこの数値は大きな変化はないでしょう。

となると、今回の甲状腺がんの診断確率については、もはや異常としか言いようがないというのはすぐわかるでしょう。
10万人に1人程度の割合の小児甲状腺がんで、38万5千人で103人が確定とあります。

今回は、2巡目で前回以上が無かった人が、甲状腺がんと認められた患者がいたわけで
1巡目に、日本政府が検査をくまなく行ったのでスクリーニング効果が発生し
普通なら発見されないがんが早期発見されたのだと、苦しい言い訳をしていましたが
それであれば、2巡目に患者がこれほどまで増えるということはあり得ないのですよね。

子どもの甲状腺がん スクリーニング効果? 過剰診断?

★スクリーニング効果?
小児甲状腺ガンが多発していることについて福島県立医大の鈴木眞一教授は、「がんが見つかった理由は、症状のない人も含めて精度の高い検査を行っているため」であり、将来発症するガンを早めに見つけている(スクリーニング効果)に過ぎないと主張している。しかし、チェルノブイリでは、「スクリーニング効果ではない」という結果がでている。福島だけでなく、チェルノブイリでも「小児甲状腺ガンのスクリーニング」が実施されたが、事故発生時にすでに誕生していた子どもたちの間では小児甲状腺ガンが多発していたのに対し、事故の1年後以降に誕生した子どもたち9472人の間では小児甲状腺ガンの発症がゼロだった。


放射能関連の事を調べた人なら、ほぼ常識かと思いますが
甲状腺がんは、未知数のことが多い放射能の人体への影響について
唯一といっていい、放射能との因果関係が認められている症状です。

チェルノブイリ甲状腺がんの歴史と教訓

となると、今回の福島の2巡目検査での甲状腺がん確定の報については
まず、被曝影響以外の事が考えづらい状況ということになり
事故の影響とは考えづらいという福島県検討委の見解は、どこから導き出されたのか逆に聞きたいところです。

通常では罹患率が非常に低い甲状腺がんがどうしてここまで増えたのか?
もはや、しらを切るのはあまりにも無意味な話で、甲状腺がんについては
その事実を受け入れるしか無いのだと思います。

この期に及んで、まだ放射能の影響ではないと言っている人たちについては
人○しと後世で謗りを受けても、しょうがないことを言っているなと個人的に思います。

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