相次ぐ福島第一原発のトラブル!放射能処理はもはや限界か?


スポンサードリンク


事故から3年経った、福島第一原発の状況ですが
過去何度も、記事で触れてきたように
事態は更に、悪化しているように思われます。


ここのところ、また福島第一原発関連の
トラブルが多く報道されており
もはや収拾不可なのではないかと不安になるようなニュースが頻発しています。


以下に、ここ1~2日で起こっている
関連ニュースを貼ってみます。


浄化装置またトラブル=福島第1、水が白濁-東電


まずは、以前ニュースにしたトラブル続きのALPS
運転再開を25日にしたばかりなのに、27日にまたも
トラブルが起こって運転停止状態に陥っています。
ALPSはもうアテにならないものとして考えるべきものですね。


続いては


2号機でロボット回収不能=作業員、設定知らず―福島第1


米国から購入した、原発内用作業ロボット
「ウォリアー」が作業中に転倒し
そのまま動かなくなってしまったとのこと。


2号機の内部は高線量のため、中に入って回収は不可能ということで
打ち捨てるしかない状況に陥っています。
ちなみに、ウォリアーの詳細は↓の記事から


原発床掃除に新ロボット…米国製「ウォリアー」


上記記事のスペックを見る限りでは、相当なコストがかかっていそうな
機械になっていますが、フイにしてしまったということになります。
また、時事通信の記事内では

外部から電源ケーブルがつながっていたため、作業員は翌14日に元に戻すつもりだったが、同日朝に確認するとケーブルから電源が供給されておらず、バッテリーが切れていた。再起動にはロボット本体のスイッチを操作する必要があるが、建屋内は放射線量が高く、回収を断念した。
 ウォリアーのバッテリーは、満充電になると自動的に外部からの電源供給を停止する設定になっていたが、作業員は知らなかったという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140327-00000181-jij-sociより引用 


と、報道されており
特に最後の段落の内容については、お粗末としか言いようが無い状況です。


逆を言えば、今まで扱っていた専門の人間が何かしらの理由で
今は、福島第一原発に居ないということなのでしょう。
そうでなければ、作業員が機械の仕様を知らないということはあり得ません。


福島第一原発では、最近イージーミスとしか思えない
ヒューマンエラーが多発しているとのことですが
年間許容被曝量を大きく超えたベテラン作業員が離脱しているとも言われており
先のウォリアーでも見られるように、素人かあまり知識がない人々が
働いていると思われます。


一歩間違えば、日本自体が終わってしまう可能性がある
福島第一原発の収束は、非常に危うい状況に思えます。


本日は、構内で大きな事故も発生しているようです。



福島第一原発 土砂下敷きの作業員死亡



福島原発構内で、初めてとなる
作業中の被災での死亡事故が発生しています。


原因は調査中とのことですが、土砂崩れによる
下敷きでの死亡ということで
汚染水に侵されている緩い土地が引き起こした事故である可能性もあります。


以前、このブログ内でも紹介した
超高濃度汚染水100tの漏洩事故の
原因究明を諦めたという報も流れております。


調査規模縮小ヘ 第一原発タンクから汚染水漏れ 東電

東電は作業員ら124人から聞き取り調査を実施。原発構内にある監視カメラも使って原因究明に努めたが、タンクにつながる配管の弁を開閉した人物を特定できなかった。相沢副社長は「できることはやってきた」と述べた。東電はこれまでの調査結果を原子力規制庁に報告した。(上記記事より引用)



つまり、福島第一原発の警備はザルであるということの証左でもあり
テロ対策への意識は全くと言っていいほど無いということになります。


現在、比較的安全とされている燃料棒の取り出しを行っている
4号機クレーンにもトラブルが発生し
現在、取り出し作業を中断しているようです。


福島原発4号機プールのクレーン停止


ここ数日のニュースを集めただけでも
これだけのトラブルが発生している福島第一原発。


これが首相曰く「アンダー・コントロール」されている
福島第一原発の姿というのですから
正直あきれ果ててものも言えませんね。


どう考えても悪化の一途を辿っているようにしか見えない
福島第一原発を取り巻く状況。
何かあった時の備えはしておくべきなのでしょう。

スポンサードリンク



あわせて読みたい関連記事

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ