福島第一原発5号機の使用済み燃料プールで冷却水の漏れを確認!


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未だ核燃料を冷却するだけの措置を続け
なんとか、現状維持を保っていた福島第一原発の5号機で
燃料を冷却する水が漏れており、現在冷却が停止状態にあると報じられています。

福島第1原発5号機 海水配管水漏れ プール冷却停止

東京電力は7日、福島第1原発5号機の使用済み燃料プールで、冷却水の熱交換機などを海水で冷やす系統の配管から水が漏れ、プールの冷却を停止したと発表した。原因は不明で、復旧のめどは立っていない。
 東電によると、6日午前11時10分ごろ、原子炉建屋1階の同系統出口の調整弁から、指1本程度の太さで水が漏れているのが見つかり、プールの冷却を停止した。
 弁を巻く保温材を除去したところ、配管に直径約3ミリの穴が開いていた。漏えい量は約1.3トンで、セシウムなど放射性物質濃度は検出限界値未満だった。
 プールの水温は7日午後4時現在26.8度。東電は冷却停止に伴う温度上昇率を最大毎時約0.2度と試算しており、運転上の制限値の65度まで余裕はあるという。東電は8日にも原子炉冷却に使っている系統を使い、プールと交互に冷却する態勢に入る。


記事には、復旧のめどが立っていないと、しれっと書かれており
これからの冷却についてはどうにも不確かな事が多すぎる東電の発表になっています。


プールの水温は、まだ上限の65度には余裕があると言いますが
上記記事内で触れられている通り、このままで行くと毎時0.2度
プールの水温は上がっていくとあり、5時間で1度上がると換算すれば
50時間…2日と少しでプール内の温度は10度上がるということになります。


昨日の午後4時時点ということですから、もし仮に冷却が上手く行かなければ
今頃(8日の20時)は、6度近く上がって32度程度になっているということになります。


東電は、65度まで余裕はあると言いますが
上記計算でいけば、後30度ぐらい上がるには1週間程度しかない
ということになり、万が一冷却が上手くいかず温度が上がり続けた場合は
今月中旬頃に最悪の事態を迎えるという可能性も0ではないのです。


現在、日本には巨大台風が近づいており
また、北海道では地震が多く起こっているような不安定な状態のため
個人的にはあまり良くない予感がしています。


最悪の事態が起こると不安を煽るつもりはありませんが
有事の際に備えておくことは大切なことだと思います。


なお、今回のニュースでは海外はロシアのマスコミで
結構大きく報道されているようです。


http://rt.com/news/170800-fukushima-water-leak-temperatures/



上記記事を訳したサイトがあるので、貼っておきます。

福島原発が‘安全でない’過熱を防ぐ為の猶予は9日間

福島原発の運営者である東京電力は、廃炉になった第5号原子炉で、水が漏れていることが発見されて、冷却装置を切断することを強いられた。9日以内に装置が修理できなければ、温度は危険なレベルを超える。

2011年3月に、地震と津波で原発が破壊した際、稼働はしていなかったが、燃料棒が入った状態だった第5号原子炉の使用済み核燃料の温度を安定させる為の冷却装置から1,300リットルの水が漏れたことを、技術者達が発見した。

漏出源はフローバルブ近くの直径3mmの穴だと、日本の巨大エネルギー企業が日曜日に発表した声明は述べている。とは言え同社データからは、穴の位置が発見されたのか、それとも、流量測定によって測定されたのかははっきりしない。

日曜の午後12時頃に、冷却装置が切断された時点では、燃料棒が浸けられているプールの温度は23Cだったが、一時間に0.193度上昇し始めたと、東京電力は述べている。

もし新しい冷たい水がその様な勢いで注水されなければ、およそ9日間で、今月中旬、65Cという危険な閾値に上昇する。

地震直後に、冷却装置が故障して以来、原発で通常は見られない、その様な温度は、危険な反応や、原発での更なる放射能の漏出の可能性を増大させよう。


日本のメディアは重要な事を報道しないというのは
当たり前の事実ですが、それにしても海外からの報道で
様々な危険を知るという現状は、もはや異状としか言い様が無いです。

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