TBSが美味しんぼの鼻血描写を否定する報道を放送!


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先日、漫画「美味しんぼ」の中での
福島第一原発についての、ネットでの批判を取り上げました
TBSで、今回の「美味しんぼ」の内容を非難し否定する報道が放送されたようです。

TBSが美味しんぼの福島報告を全面否定する番組を報道!「鼻血と被ばくの関係は無い」⇒米NIHでは出血は被爆症状と明記!

漫画「美味しんぼ」に描かれた福島県の放射能被曝を巡り、TBSがそれを否定するような内容の番組を報道していることが判明しました。TBSのNews-i (ニュースアイ)は福島県民の「そんな話は聞いたこと無い」という言葉を冒頭に取り上げ、日本大学の野口邦和准教授の「鼻血と被ばくとの関連性はない」という言葉を紹介して強調。番組の作りが明らかに、鼻血と放射能被ばくの関係を否定するような構成となっています。


先日、私もエントリー内で書きましたが
放射能被曝が人体に及ぼす影響というのは
まだ未知数です。


鼻血という、独特の症状は
何も、福島第一原発だけではなく
チェルノブイリの時にも見られたものだと言います。


また、放射能が人体に及ぼす影響が
非常に個人差があるというのも、以前触れたとおりです。

肥田舜太郎 インタビュー|たったひとつ言えるのは、放射線に抵抗できるのは自分の命だけ

――先生は低線量被曝への対策として、重ね重ね「免疫力を高めるしかない」とおっしゃられています。

「広島で実際に見たけど、同じところにいても3日後に死んじゃった人もいれば、80歳でもまだ生きている人もいる。ということは、その人の体力、健康度合いによって同じ被害を受けても出方が違う。そこが基本なんです。体内に入ったら必ず発病して死ぬわけではないんですね」


ですので、福島に居て今まで鼻血が出たことが無いという人には
それはそれで、真実なのでしょう。


しかし、だからといってそれが鼻血を出している人が居ないと言うのは
当然、成り立たない理論であることは明白です。


ネット上で検索をかければ、福島に居た・あるいは一時的に行っただけで
今まで出たことがない鼻血を出したと言った体験談を幾つも見つけることが出来ます。
それらは全て、捏造だとでも言うのでしょうか?


それに福島第一原発が放射能事故を起こして、その過酷事故のまっただ中に居る
福島県ですが、福島県全土が平等に汚染されている訳ではないのです。


日本全土に吹く、風の向きによって
福島県内でも、線量が低く被害が小さいところもありますし
また、福島県外でも地形などによって、放射能物質がたまりやすい
ホットスポットと呼ばれている場所が点在しています。


関東ホットスポット -高濃度に放射能汚染されてる地域-


美味しんぼでは、福島の話を取材しているので福島が書かれている訳ですが
ホットスポットになっている地域は、福島県内の放射能がたまりにくい場所より
放射能濃度が濃い場合もあり、事態は福島だけではないのです。


結局、今回の報道は1つの過酷事例に対する
あからさまな拒否反応であり、火消しのような報道であると個人的には思います。


少なくとも、放射能と人体への影響の関係が
はっきりしない以上は、否定できる要素がありませんので
今回のTBS報道は、前回私が感じた、潜在的な放射能の影響を信じたくない
人々による、現実逃避的な報道になっていると思っています。


チェルノブイリが大混乱に陥ったのは、事故から4年ほど経過した頃だと言います。
東日本大震災から4年目に突入した今年、何かしらの影響が目に見えて
出てきても、おかしくないと個人的には戦々恐々としています。

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