狂気!政府が福島原発から15km圏内の小高地区に災害公営住宅建設予定へ!


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未だ、避難指示解除準備区域に指定され
住民の定住すら禁止されている福島第一原発から、15kmほどしか離れていない
小高地区に、政府が2016年から入居できるように
災害公営住宅を建設予定であるとのニュースが流れています。

避難区域初 小高区に災害公営住宅を建設へ(福島県)

原発事故による避難区域には初めてとなる災害公営住宅が、南相馬市小高区に建設されることになった。
災害公営住宅が建設されるのは、JR小高駅にほど近い南相馬市小高区の避難指示解除準備区域の中。
およそ5,500平方メートルの敷地に、2階建ての住宅を6戸、平屋建ての住宅を14戸、合わせて20戸を建設する。
原発事故による避難区域内に災害公営住宅が建設されるのは、これが初めて。
南相馬市では、秋から工事を始め、避難指示の解除を予定する2年後の2016年4月までに入居できるようにする方針。


いやはや、この国の原発に対する安全神話は
もはやとどまることを知らないようです。


百歩譲って、福島第一原発の放射能汚染が収束している、と言うのであれば
まだ、分からなくはありませんが(それでも言語道断ですが)
2年後の2016年に収束しているとは到底思えない現状で
この決定は正直、人としての良識を疑います。


当然、公営住宅ということですから
これらの住宅を建設するのに使われるのは
私達の税金ということになります。


福島は安全、風評被害払拭のために
このようなことをしているというのであれば
まさに愚の骨頂とでも言うべき狂気的な行為です。


公営住宅を建設するのは、当然マンパワーが必要な訳ですが
その建設にあたる作業員を確保するのはどうするのかという話になりますし
また、建設したとしても住んでくれる人がどれだけ居るかもわかりません。


建設にも、実際の居住にもまだまだ人体への影響が未知数の
放射能の中での作業・居住を強いられるわけですから
余程の物好きでなければ、居住者すら現れないのではないかと思います。


このブログでも何度も書いていますし、放射能を調べた人なら
もはや周知のことですが、放射能は簡単に自然的に消滅してくれるものではないのです。


何十種類もある、放射能核種の中には
半減期(0になるわけではない)が、数十万年単位のものも
存在しており、2年やそこらで人が安心して住める場所に成るわけがないのです。


結局、これもやはり何度も書いてきていますが
放射能そのものを無害化する技術が、今の地球には無いため
除染をしても、除染で取り除いた汚染された物質が、その運搬先・廃棄先で
放射能を出し続けるということに過ぎないのです。


となれば、今回の政府の決定はあまりにも杜撰であり
また、なんとか福島の被害を風評被害で終わらせたい
余りにも露骨な意図が見え隠れする、姑息な手段であると個人的には思います。
日本政府は、もはや日本国民のことなどどうでもいいと思っていると考えざるを得ません。

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