福島の小児甲状腺がんに転移の症例報告が挙がる!放射能との因果関係は?


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原発事故の前は、100万人に1~3人ほどの発症率とも言われている
こどもの甲状腺がんの、福島での発症率がうなぎ登りであると
非常に恐ろしい結果が出ています。

福島、がんの転移数公表求める 子どもの甲状腺検査で

東京電力福島第1原発事故の放射線による影響を調べている福島県は10日、子どもの甲状腺検査に関する評価部会を福島市で開いた。甲状腺がんの子どもが50人に上ることに関し、出席した専門家は過剰治療ではないかと指摘、検査を進める福島県立医大に対し、がんの転移があった人数などのデータを出すよう求めた。

 甲状腺検査は、震災時18歳以下の約37万人が対象。これまでにがんと診断が確定した子どもは50人、がんの疑いは39人に上る。

 渋谷健司東京大教授は、検査は自覚症状のない子どもも調べているとして「リンパ節への転移や声が出ないなどの症例数を明らかにしてほしい」と求めた。


なお、知らない人に解説を簡単に入れておくと
チェルノブイリの原発事故で、甲状腺がんが増えた(1万人に1人ほど)ということもあり
甲状腺がんは唯一、被曝と因果関係がある病気として認定されている病気なのです。


それにしても100万人に1~3人が、37万人に50人…(疑いを含めると90人ほどになります)
この異常事態を見過ごすことは出来るでしょうか?


以前は、この手の報道がされると超音波の技術が上がって
スクリーニング効果により、昔よりも発見出来るようになっただけですとか
そんな説がささやかれておりましたが、甲状腺がんがリンパ節や
肺に転移したという例が多く見られ、その手術をした医師も
甲状腺を摘出せねばならないと判断を下した例があると、以下の記事内動画にて言っています。

リンパ節転移が多数~福島県の甲状腺がん

東京電力福島第一原子力発電所による健康影響を調べている福島県民健康調査の検討委員会で10日、甲状腺がんに関する専門部会が開催され、スクリーニング検査によって、多数の子どもが甲状腺手術を受けていることについて、前回に引き続き過剰診療につながっているかどうかで激論となった。議論の過程で、手術している子どもに、リンパ節転移をはじめとして深刻なケースが多数あることが明らかになった。

中略

専門部会では、疫学を専門とする東京大学の渋谷健司教授が、この結果について、スクリーニング効果による過剰診断が行われている可能性があると指摘。また、放射線影響との因果関係を論ずるためには、比較対照群を設けるなど、制度設計の見直しが必要であると主張した。
 
これに対し、手術を実施している福島県立医大の鈴木真一教授は、「過剰診療という言葉を使われたが、とらなくても良いものはとっていない。手術しているケースは過剰治療ではない」と主張。
「臨床的に明らかに声がかすれる人、リンパ節転移などがほとんど」として、放置できるものではないと説明した。

中略

渋谷教授は「しかし、健診して増えたのなら、過剰診断ではないか。リンパ節転移は何件あるのか」と追及すると、鈴木教授は「取らなくてよいがんを取っているわけではない」と繰り返しつつも、「ここで、リンパ節転移の数は、ここでは公表しない」と答えた。


この記事から分かることは、今回出た甲状腺がんの中で
他部位に転移した深刻な症例が一定数あったという話であり
一部の、甲状腺がんは大したがんではないという話(こちらの記事など)を
根底から覆す状況でもあるということが判明したということです。


医者も、当然切らなくていいと判断したものを切るはずがありませんので。
鈴木教授にはリンパ節転移の術例も何例あったか公式に発表するべきだと強く思います。


また、今回の検査は福島全県民が受けている検査でもないということで
この数値は、更に悪化する可能性が高くなっています。
福島で起きていることが、白日の元にさらされれば
いよいよ、放射能パニックが福島・関東圏で起きてしまう可能性もあります。

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