2013年の貿易は過去最大の赤字に!アベノミクス大失敗か!?


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2013年の日本の貿易額の統計が発表されましたが
かなり衝撃的な数字が出ているようです。

貿易赤字、最大の13兆7488億円 13年度

 財務省が21日発表した3月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は1兆4463億円の赤字だった。前年同月は3568億円の赤字だった。貿易赤字は21カ月連続。3月としての赤字額は比較可能な1979年以降で最大となった。



結局、2013年度の貿易は
輸出額から輸入額を引いてマイナスになった場合の貿易赤字が
全月で発生しており、21ヶ月連続の赤字状態であるということ。


民主党時代に、円高で苦しめられたという名目で
安倍首相がアベノミクスを行い、円安主導に持っていった訳ですが
結局、円安になっても輸出額のほうが少ないという無残な結果に終わってしまいました。


様々な要因があるかと思いますが
まず、円高時代に生産拠点を海外に移したことによって
日本国内からの輸出量が下がっているといった要因。
相次ぐ海外での不安材料に外需が萎縮していると言った外的要因。
国内の電力を発電するための燃料などの輸入額が嵩んでいると言った要因などなど…。


必ずしも、全て自民党が悪いというわけでは無いですが
安倍自民党は経済政策にかなり力を入れていたはずですので
政権を奪い返してから、一度も貿易黒字が出たことが無いという事実は
公約的にかなりお寒い状況かと思われます。


13年度の数字が出る前から、専門家の間では
アベノミクスの効果を疑問視する声が
ここのところ、大きくなっており
検索をかけると、結構な割合でアベノミクスのマイナス評価の記事を見ます。


焦点:アベノミクス円安効果に誤算、輸出・物価への効果一過性の懸念


きしむ海外勢主導の円安、アベノミクス相場に潜む危うさ露呈


日本の経済学者の中では、特に著名な1人
植草一秀氏も、アベノミクスをアベノリスクと称して
自ブログで、その危うさを熱っぽく語っておられます。


植草一秀の『知られざる真実』


ほぼ毎日、経済に関して深く切り込んだブログを書かれており
かなり参考になるブログになっています。


特に、アベノリスクについて書かれた本を
昨年出されているようなので、こちらは図書館などで
借りることができれば読んでみたいと個人的に思っています。


今回の貿易赤字が、日本経済に及ぼす影響もまた
多大なものであり、このまま改善もされずに
その上、最近の円高・株安傾向が顕著になってくれば
完全にアベノミクスは失敗であるとの烙印を押されることでしょう。


株式市場の暴落はなんとか避けようと
麻生太郎財務大臣が、これから株の売買が多くなると
ほのめかす、いわば口先介入を行っており
なんとかアベノミクスを失敗に見せたくないと思われる政府の
姑息な思惑が見て取れる状況になっています。

麻生財務相、公的年金「6月以降動く」
日本株買い支え期待


麻生太郎副総理・財務相は16日午前の衆院財務金融委員会で、約130兆円の公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)について「6月以降に動きが出てくる」と述べた。その上で、株式市場では「そうした動きがはっきりすれば、外国人投資家が動く可能性が高くなる」とした。


もはやなりふり構わずの日本政府であり
自民党の経済政策の化けの皮が剥がれる時は近いのかもしれません。

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