東電での汚染水問題。収束どころか問題が次々に噴出!


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もはや何の期待も持てない
東京電力の福島第一原発の収束作業の現状ですが
ここ数日、またも汚染水に関するトラブルが相次いでいます。

地下水3900万ベクレル=過小評価、東電が補正―規制委に168件報告・福島第1

東京電力福島第1原発で放射性物質を含む汚染水などの濃度が過小評価されていた問題で、東電は11日、原子力規制委員会の汚染水対策作業部会に補正したデータ168件を示した。ストロンチウム90などのベータ線を出す放射性物質濃度が、1リットル当たり3900万ベクレルと極めて高い地下水もあった。

 東電が補正したのは昨年2〜9月に採取した地下水や土壌、トレンチ(ケーブルなどの地下管路)にたまった汚染水などのデータ。


一昨日の記事に、昨年8月の
汚染水濃度を大幅な上方修正をかけたと書きましたが
それ以外にも、これだけの過小評価案件があったということです。
改めて、どれだけの汚染水が放出されたのか想像するだに恐ろしい事態になっています。

基準の40倍…福島第一原発で汚染水漏れ

福島第一原発で、プラスチック製のタンクから約1トンの汚染水が漏れていたことが分かった。東京電力は、この汚染水の処理過程などが確認できていないとしている。

 13日、パトロールをしていた作業員が、タンクエリアの近くで、プラスチック製のタンクが壊れ、中の水が流れ出ているのを見つけた。タンクは、地面に直接置かれていたため、約1トンの水が地下にしみ込んだという。

 水を分析した結果、放射性セシウムが、排水できる基準の40倍にあたる1リットルあたり1640ベクレルと分かった。多核種除去設備「ALPS」で、処理する前の水と同じレベルだが、東電は、どの処理過程の水なのか、なぜ、プラスチックタンクで保管していたのかは分からないとしている。太字は管理人)


高濃度汚染水をよりにもよって、プラスチック製のタンクで保管しており
あまつさえ、なぜプラスチック製のタンクが使われていたのか
理由もわからないと発表しています。


危険な汚染水を、耐久度に問題のあるプラスチック製のタンクで
保管している事自体が驚きですし、保管されていた理由を
わからないと発表するのは、リスク管理という観点で
全くもって話にならない状況です。


ただでさえ、福島第一原発にある大量の汚染水保管タンクは
急場しのぎでこしらえた、耐久性に不安のある
鋼鉄製タンクが大量にあるという状況です。


汚染水タンクの耐用年数、実は根拠が無かった事が判明!規制委員「最初の1年間に設置したタンクは発注時に規定してなかった」


これらの汚染水タンクは、既に最初の汚染水を保管し始めてから
かなりの年月が経っており、水が漏れでているというニュースが
これまでも過去何度も発表されています。


もし、大きな地震が再度福島を襲って
これらのタンクが倒壊したり、水が隙間から漏れでるという
状況になりますと、福島第一原発は収束どころか
誰も近づけない状況になってしまいます。


そして、本日報道されたニュース

ポンプ4台が誤作動、汚染水203トン建屋地下に流入 福島第1「外部流出はない」

東京電力は14日、福島第1原発で原子炉冷却のための循環水が、ポンプ4台の誤作動により本来移送されるはずがない建屋の地下に約203トン流れ込んだと発表した。

 流れ込んだのは1リットル当たり3700万ベクレルの放射性セシウムを含む高濃度汚染水とみられるが、この建屋地下は汚染水をためられるよう外部から遮断されているため、東電は「建屋外への流出はない」としている。


またも誤作動と言ったことで、問題が発生していますが
通常使っているはずのポンプの異常になかなか気づけ無いという状況が
福島第一原発の現場の現状を物語っているような気がします。


つまり、熟練作業員は被曝限度に達し、現場を離れていく中で
現在は、急場で雇った不慣れな作業員が主に
作業に携わっているのではないかということです。


となれば、福島第一原発が今よりももっと
大きな問題を起こしてしまうリスクは非常に高まっていると言え
これから先、どのようなことが起こるか
常に不安を抱えながら、福島第一原発の状況を見守っていくしか無い状況です。
一体、これからどうなってしまうのでしょうか。

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