渦中のビットコイン。仮想通貨の基礎知識その1


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国内の投資家のみならず
一般の人達にも関心が最近高いのが
仮想通貨であるビットコインだと思います。


ビットコインを取り扱うマウントゴックス社の破綻ですとか
あとは、取引所の最高経営者が不審死を遂げるなど
何やらきな臭い話が続いています。


シンガポールでビットコイン取引所の経営者が不審死、自殺か


ビットコインを取り扱う
取引所は、全世界でもそんなに多くはなく
日本ではマウントゴックスという会社が取り扱いをしていたのです。


仮想空間で行われる取引では
極端な話、取引所の場所がどこにあろうと関係は無いのですが
国内以外で取引をすると外貨の換金などの面倒な手続きがありますので
国内で円での取引が出来る日本は恵まれていたのですね。


マウントゴックスは、元々トレーディングカードの取引所として
2009年に設立された新しい会社でした。


しかし、2010年にはビットコインを取り扱う取引所として方針を転換。
一時は取引所の中では最大の取引量を誇る取引所になっていました。


マウントゴックス社の破綻から始まった
今回の騒動ですが、そもそもビットコインとは
何なのでしょうか?


我々は労働をする代わりに対価として、お金を貰い
日々を生活しているわけですが仮想空間の実態がない
ビットコインにはイマイチ、ピンと来ない人も居るのではないでしょうか?


実はビットコインが仮想通貨そのものを指すのではなく
ビットコインは数ある仮想通貨の中でも
世界で最大の取引量を誇る仮想通貨の種類の1つにしか過ぎません。


最初にその仕組を作り、一般化されたのが
ビットコインなので、その代表格という扱いなのですね。
運用は2009年から開始されていて、まだ歴史の浅いサービスです。


ちなみに、その概念を論文にまとめ、実際に運用させるに至ったきっかけが
日本人と思われる「中本哲史」という方の論文なのですが
この中本氏の正体は不明とされており、様々な憶測があるようです。


ビットコイン以外の、世界で流通している仮想通貨の種類と
その取引量ランキングをまとめたサイトが以下のページです。


http://coinmarketcap.com/


上記ページを見ると、既に100種類以上の
仮想通貨が世界では流通していることがわかります。


更には、今年の1月からは日本でも
大手掲示板「2ちゃんねる」の有志が
2ちゃんのマスコットキャラ「モナー」をイメージした
MonaCoin(モナーコイン)を作成しています。


はじめてのモナーコイン


仮想通貨の流通は確実に一般化してきているのです。


それでは、なぜただのデータにすぎない
仮想通貨に価値がつくのでしょうか?


まず、仮想通貨というものは
現実の通貨と違って、特定の誰かが
発行しているものではないということが挙げられます。


国の通貨ですと、その発行量には
厳密な調整がかけられ、国家の金融の屋台骨として
通貨が発行されていきます。


しかし、仮想通貨では、どこかの誰かがまず
最初に仮想通貨のプログラムソースを書きます。


その後、システムを作った大本の人間が
一度プログラムを走らせれば、自動的に暗号化され
仮想通貨の運用が始まります。


一度プログラムを走らせれば、暗号を破られない限りは
システムを制作した人間ですら、干渉出来ないものとなり
公平な仮想通貨流通システムが出来上がります。


ちなみに、このビットコインソースはオープンソースとなっており
知識があるものが作れば、理論的には誰でも
コインの発行システムの大本を作ることが出来ます。
前述のモナーコインもそうですね。


最初にあらかじめ、1つの仮想通貨に於ける
総流通量を決めておき、後はそのサービスを利用する人間で
採掘(マイニング)と呼ばれる作業を行うのが仮想通貨の仕組みです。


仮想通貨を採掘?と言うとイメージが湧きにくいかと思いますが
実際の例で言えば、金の採掘のイメージに置き換えてもらうと
わかりやすいかもしれません。


すなわち、金の埋蔵量は世界で上限があり
その金を労力を持って、採掘した人間に
所有権があり、上限があるので価値があるという考え方ですね。


インターネット上でやる採掘ですので
金を採掘するような肉体労働を伴うわけではありませんが
この仮想通貨の採掘も、専門的なプログラムを走らせる必要もあり
なかなか骨が折れる作業のようです。


長くなりそうなので、何日かに分けて記述したいと思います。

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