ビットコインの基礎知識その4


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3日にわたって、ビットコインについての
基礎知識を書いてきました。


本日の記事は、そのビットコインについての
総まとめとなります。


単純にビットコインを持つ際のメリット・デメリットを
考えられる限り記載していくとしましょう。


・メリット

・利便性が高い

仮想空間上に存在するだけのビットコイン
実体を持たない分、扱いが容易です。


国内自国通貨の取引だけではあまり意味がありませんが
海外のショップを利用したり、送金したりする場合は
手数料が、実際の現金通貨を使うよりも安く抑えることが出来るメリットがあります。


やり取りもP2Pでのインターネット通信だけで完結するので
受け渡しがスムーズなのも魅力でしょう。
海外での取引では両替もする必要がありません。


・価値が暴落しにくい

通常の通貨ですと、あまりなることが無いとはいえ
国家破綻ですとか、通貨の価値が極端に下落する可能性はあります。


破綻までは行かなくとも、例えばインフレやデフレの影響を受け
資産が目減りしてしまったり、逆に増えたりすることがあります。


一定の枚数しか流通しない仮想通貨は
ある程度、その市場に価値を見出している人間が
一定数居れば、価値はなかなか暴落しにくいといえるでしょう。


資産の1つのリスク分散先としては
かなり有効であると思われます。


・自身で採掘も出来る

人気のあるコインではなかなか大変ですが
自分で採掘して手に入れることも出来るのが仮想通貨です。


もちろん、普通の人が片手間に採掘するぐらいでは
大した量を手に入れることすら出来ないのですが
プログラムやシステムを組むことによって
かなりの採掘プログラムを書き上げられるようです。


もちろん、マシンパワーが必要ではあるのですが
自宅でまるで金の採掘をするかのごとく出来るのは
面白い仕組みであると言えます。


・デメリット

・流動性に欠ける

利便性と対になる部分になるかと思いますが
仮想通貨ということで、その仮想通貨をまた
現金に戻す際の手間があるということですね。


銀行などの預金であれば、カードで簡単に引き落としが出来ますが
ビットコインは一度、仮想通貨に替えてしまうと
取引所からの換金をしなければならないので一手間です。


日本はマウントゴックスがあったので換金が手軽にできていた
(世界に取引所が点在していますが、まだまだ発展途上です)
のですが、今は今回の騒動を受けて換金取引停止。
価値が暴落中とのことです。


ビットコイン、換金停止で暴落劇



・サイバー攻撃時に資産を失ってしまう

今回のマウントゴックスの例でもそうですし
各PCからのP2Pで、暗号方式で資産を管理しているということであれば
場合によっては、銀行より遥かに脆弱性の高いものであることを
忘れてはいけません。


大本のマウントゴックスが攻撃されたのもそうですし
身近なところでは、自分のPCが遠隔操作可能なウイルスに
乗っ取られてしまうという可能性などもあります。


もっと初歩的な例で言えば、友人が来た時などに
PCをつけっぱなしにしていて暗号を盗みとられてしまうとか。
かなりのハイリスクを場合によっては負うことになります。


・取り扱い出来るところが少ない

上述の流動性の悪さに通じるものですが
現在、少なくとも日本ではモノと扱われているビットコインなので
銀行や証券所などで取り扱いが出来ないモノになっています。
取引所でのみお金→ビットコイン、またはビットコイン→お金の換金が出来る仕組みです。


日本では渋谷にあるマウントゴックスが今まで業務をしていたわけですが
その換金はオンラインで登録した口座間のみでの扱いです。


つまり、何かしらの理由でネットワークが使えない状態などに
陥ってしまうと、ビットコインを換金する術が殆ど無くなります。


また、現在は日本では唯一と言っていいマウントゴックスが業務停止中のため
今の段階での換金は、海外の取引所を通すしかなく
その場合は、当然現地の通貨→日本円の両替の手数料が取られてしまうことになります。


・知名度が低く圧倒的に利用できる場所が少ない

2009年に始まった概念なので
当たり前といえば、当たり前なのですが
まだまだビットコインに対する理解度は相当低いと言わざるを得ないでしょう。


Webマネーなどは一般的になってきましたが
ビットコインで支払いを出来る場所というのは
殆ど見ないと思います。(日本でも無いわけでは無いです。)


つまり、ビットコインの価値を何たるかが
まだわかっていない人が多いわけで
まだまだ発展途上の概念と言えます。


今回のビットコインの騒動を受けて
あまり興味のない人からすればビットコインは
おそらく危ないモノという認識がされるかと思いますので
一般的な概念に成長するかどうかは個人的には疑問符が付きますね。
市民権を得るための試練なのかもしれません。


もっとも、投機的な資産としてビットコインを買っている人も
居るわけで、そういう人はこういったリスクについては
重々承知かとも思われます。


さて、4日に分けて、なるべく簡単に
ビットコインについての基礎知識を書いてみましたが
いかがでしたでしょうか?


もっと専門的に話すとなると
とてもじゃないですが、ここでは紙幅が足りませんので
興味がある方は自己責任でググってみてくださいね。


補足

そういえば、つい先日、ビットコインの提唱をした
ナカモトサトシ氏らしき人物が、ついに発見されたか?
ということが、アメリカのメディアで報道されたそうです。


Bitcoin発明者「中本哲史」として取材攻勢を受けている人物は何者か?


見た目は冴えない(失礼)人物ですが
本当にナカモトサトシ氏なのでしょうか?
続報があれば期待しましょうか(笑)

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