ビットコインの基礎知識その2


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その1はこちらから


昨日の記事の続きになります。


昨日の記事では、仮想通貨(≒ビットコイン)は
金のようなものだと書きました。


しかしそれでも、あくまで仮想空間内での実態の無い通貨。
それがどうして、このような価値を生み出すのでしょうか?


それにはビットコインの利便性を考える必要があります。


ビットコインはP2P(Peer to Peer)と呼ばれる方式で
通貨をやりとりすることが出来ます。


P2Pとは、通信の方式の一種で代表的なのは
各個人のパソコンのIPからIPへ
直接的なやり取りがすることが出来るのです。


また、外部からのサイバー攻撃にも強く
かなりのセキュリティが保たれているのが
P2Pという方式の通信なのです。


実際の通貨ですと、現物を持っていなければなりませんし
また、外貨を自国で使えるようにするには
両替と言った手間がかかるものです。


しかし、仮想空間で発行されたビットコイン
全て仮想空間内での取引の通貨として使え
手数料などが実際の通貨でするよりもかなり安く上がるというメリットがあります。


ここで、昨日の日記で触れた
金のような性質を持つビットコイン
真価が見えてくるのです。


すなわち、ビットコインが一定の市民権を得ることにより
仮想空間での売買のほうが都合が良い(手数料などの関係で)となれば
便利なビットコインを求める人が増えます。


ビットコインは埋蔵量が、その採掘する人間の量により
自動的に上限が設定されるということは
昨日の日記でも軽く触れました。


こうなってしまえば、後は一般市場の
需要と供給の関係と一緒で
決済に手軽なビットコインを求める人が多ければ多いほど
ビットコインの価値は上がっていくこととなります。


なお、ビットコインの流通量上限は既に
2100万枚と決まっており
現在は、半分以上が既に採掘されて流通しているようです。


ただし、仮想空間の匿名性が強いビットコイン
世界中で、違法性のある取引に使われているという
事実もあるようです。


また、実体を持たない通貨で、新しい概念のため
一般に対する理解と、ビットコインをどのように取り扱えばいいのか
未だに手探りの状況が続いているようです。


今回のマウントゴックス破綻の騒動を受けて
日本政府は、とりあえずビットコイン
「お金」ではなく「モノ」として扱うことを暫定的に決定しました。


COLUMN-ビットコインは「モノ」なのか、仮想通貨膨張は当局への警鐘


大多数の一般人は、ビットコインの性質
また、その価値をまだまだ理解できない(私もそうですが)ようですが
一部の詳しい人間からは、ビットコインの通貨としての価値を
提唱する人々もおり、暫くはこの仮想通貨の扱いははっきりしないものとなるかもしれません。


ただ、一部の投資家には将来的な通貨価値の崩壊なども見越して
資産を仮想通貨にリスク分散するという考え方をとっている投資家もおり
投機的資産としてビットコインを保有している例も多くなっているようです。

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