川内原発の再稼働がほぼ確定的に!9日には審査合格へ!


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現在、日本の原子力発電はすべて止まっている状態ですが
その中でいち早く、九州は鹿児島県にある川内(せんだい)原発が
再稼働される見通しであると報じられています。

川内原発9日にも「審査書案」…再稼働は秋以降

再稼働に向け安全審査が進む九州電力川内原子力発電所1、2号機(鹿児島県)について、原子力規制委員会は4日、事実上の合格証となる「審査書案」を9日にもまとめる方針を固めた。

 審査中の12原発19基のうち合格第1号となる。今後、意見公募などを経て正式な審査書をまとめるほか、地元自治体の同意を得る手続きなどもあり、再稼働は秋以降にずれ込む見通しだ。

 合格の見通しが立ったのは、原発の基本設計などをまとめた審査の核となる「設置変更許可申請」という手続き。審査書案は、この九州電力の安全対策が新規制基準を満たしていることを認定する。

 九州電力は昨年7月、規制基準の施行と同時に川内原発の審査を申請。審査では、地震の揺れと津波の高さの最大想定について、規制委の指摘を踏まえて従来の値を引き上げ、規制委は川内原発を他原発に先駆けて優先的に審査する対象に選んだ。


福島第一原発の放射能が現在も駄々漏れだったり
大飯原発の再稼働を認めないと言った判決が福井地裁で出たりと
原発再稼働に対する逆風はここのところずっと吹いていたはずなのですが…。


川内原発の近くには、桜島という日本でも有数の活火山があります。
桜島と川内原発の距離は、わずか50km程度しか離れておらず
大規模な噴火があれば、原発に万が一ということも十分考えられます。


また、日本列島を吹く偏西風が
鹿児島で何か有事が合った場合は、日本列島本体を直撃する形になり
万が一の放射能漏れがあれば、広く日本を覆う形になってしまいます。

画像クリックで拡大です
画像はNHKのページから

上記の画像は、NHKが桜島が噴火した場合の火山灰の分散状況を
シミュレーションしたものですがもし、噴火と同時に何か原発にあったら
この火山灰と共に放射能も同様に拡散してしまうということになります。
想像するだに、恐ろしい状況であることは明白かと思います。


そういえば、甘利明経済再生担当相は
原発再稼働が出来なければ50%電気料金が値上がりすると
言っていたようですが

電力、異常事態に=原発停止継続なら-甘利再生相

甘利明経済再生担当相は27日の閣議後記者会見で、原発の代替電源である火力発電の燃料費上昇が電力会社経営を圧迫していることに関し、「事態を放置すれば、産業用の電気料金が東京電力福島第1原発の事故前より5割上がる」との見通しを示した。さらに、電気料金を値上げせずに据え置けば、「電力会社で債務超過が続出する。異常事態が迫りつつある」と指摘した。


とあるブロガーさんの
こちらの記事であっさり論破されております。

また甘利がバカなこと言ってるぞ・・・“原発停止したままなら電気料金5割増”

極端な話、原発の発電コストが0だったとしましょう。で、原発が使えない時に発電コストがどうなるかと言うと、原発停止前の原発発電比率が30%程度でしたから、

(管理者注:ここの図は引用しません)

 と、いうことで、原発発電コストが0だったとしても、発電コスト43%増にしかなりません。もちろん、こんなバカバカしい話はないわけで、原発の発電コストが原発以外発電コストの半分だったとすると(これもバカバカしい想定ですが)、

 C × 0.7 + C/2 × 0.3 = 1
                   C ≒ 1.18

 ということで、発電コスト、18%増にしかなりません。
 しかも、電力会社の必要経費は、電線張ったり、変電したり、あるいは集金したり(人件費など)、というところも大きいわけで、このコスト増18%が全部電気料金に反映するなんて、どう考えてもあり得ません。
 電気料金50%なんて上がったら、それは「便乗値上げ」以外の何ものでもありません。
 政府が便乗値上げを推進しちゃあ、犯罪でしょ。


そもそも、原発全停止で発電燃料を輸入に多く頼っている現状でも
東電などは黒字になっているわけで…。5割も上がるという
アホな話があるのかといった感じですね。


ちなみに上記記事は、Part3までありますので
興味がある方は、全部読んでみることをオススメいたします。


要は、今まで寡占企業であった電力会社ですが
これからは電力自由化の波も押し寄せてくるのは必至であり
原発を稼働させる事による既得権益を必死に維持したいだけなのだろうと
裏側の数字を冷静に見れば、そのような事実が浮かび上がってきます。
原子力村の姑息な延命措置に国民が付き合わされる道理はありません。

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