集団的自衛権に対する大規模デモが官邸前で行われる!参加者は数万人単位に!


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昨日の日記の最後でも紹介しました
集団的自衛権に関する、大規模なデモが
首相官邸前で行われました。


CIVITAS × SASPL Joints
“集団的自衛権の行使を容認する閣議決定緊急抗議行動”


「解釈改憲許すな!」集団的自衛権の閣議決定控え、官邸前で大規模デモ【動画あり】

安倍内閣が7月1日にも、憲法解釈を変えて集団的自衛権の行使を容認する閣議決定を行う公算が高くなっている。このことを受けて、閣議決定に反対する大規模デモが6月30日、首相官邸前で行われた。

デモは複数の団体が呼びかけたもので、18時ごろから官邸前の道いっぱいに集まった人たちは「9条をこわすな」「戦争反対」などのプラカードを掲げ、集団的自衛権の行使容認に反対の声をあげた。


一部報道によれば、参加者は数万人単位で居たとの情報もあり
今回の集団的自衛権についての、国民の危惧が見て取れる
日本では珍しい大規模なものとなったようです。


平日夜の、普通は忙しい時間帯でのデモでこの人数ですから
休日の昼間などにやっていたら、もっと人数は集まったかもしれません。
もっとも、現場はやはり人の多さでかなりの混乱があったようですから
これ以上人が集まったら集まったで問題があったのかもしれませんが。


これだけの大規模なデモにも関わらず、日本でのマスコミの反応は
どうにも薄かったようで、特にNHKは殆どこの大規模デモについて
ニュースなどの報道で触れなかったようです。


集団的自衛権については、もはや散々語り尽くされているところですが
要は、他の国が起こした戦争に、日本も帯同して参加しなければいけなくなる
可能性があるということですね。


また、海外で戦争等に巻き込まれた日本人を
より安全に助けるといった、大義名分もあるようです。


ちなみに自衛のための軍事行動は、既に個別的自衛権(国連憲章で加盟国が行使できる権利として定められている)
というモノがあり自国の防衛だけなら、この個別的自衛権で事が足りるのです。

集団的自衛権と個別的自衛権の違いについて

①集団的自衛権とは、自国が攻撃を受けていなくても自国と同盟を結んでいる国が攻撃を受けた場合に、同盟国と共に又は、同盟国に代わって反撃する権利を指します。この権利は、国際法上認められています(国連憲章第51条)が、日本国憲法上その行使が認められていません(第9条)。但し、集団的自衛権は国際法上、全ての国が保有する権利ですので日本も保有しています。

②個別的自衛権とは、自国が攻撃を受けた場合に反撃する権利を指します。この権利は、日本国憲法・国際法上認められています。
(管理者注:青文字は引用元と同じにしました)


集団的自衛権に賛同する人は、アメリカが日本を守ってくれるのだから
日本もおんぶにだっこではいけないという論調が強いのですが
果たして本当にそうでしょうか。


日本は、世界的に見ても稀な積極的な戦争をしないという
平和主義の憲法9条があり、この憲法9条があるからこそ
日本は、今まで外国からのテロなどの対象にならなかったという言説があります。


つまり、アメリカなどが戦争を仕掛けて日本が支援として、戦争国に自衛隊を派兵しても
この9条があるから、日本の自衛隊は狙われ無かった(にくかった?)という
1つの抑止力になっていたというわけですね(イラク戦争時の派兵は死者が35人出ていたとの話ですが、死因の一部内訳が不明です)

「イラク派遣自衛官35人死亡」という事実の隠蔽

テロ対策特措法又はイラク特措法に基づく派遣と隊員の死亡との関係については、一概には申し上げられないが、平成十九年十月末現在で、テロ対策特措法又はイラク特措法に基づき派遣された隊員のうち在職中に死亡した隊員は、陸上自衛隊が十四人、海上自衛隊が二十人、航空自衛隊が一人であり、そのうち、死因が自殺の者は陸上自衛隊が七人、海上自衛隊が八人、航空自衛隊が一人、病死の者は陸上自衛隊が一人、海上自衛隊が六人、航空自衛隊が零人、死因が事故又は不明の者は陸上自衛隊が六人、海上自衛隊が六人、航空自衛隊が零人である。
また、防衛省として、お尋ねの「退職した後に、精神疾患になった者や、自殺した隊員の数」については、把握していない。


現在、アフガニスタンで人道支援を続けている
中村哲氏という方が、9条の恩恵と、9条の解釈を変えてしまった
場合に起こりうる可能性を1ヶ月半前ぐらいの新聞で語っています。

「安倍首相の言い分は全く逆。集団的自衛権は誰も救えず守れないばかりか、かえって危険」by中村医師

アフガニスタン人にとって、日本は、軍事行動に消極的な国だと思われています。
一言で言うと、敵意のない国。
これは、自衛隊の行動を縛ってきた、憲法9条の威力です。

アフガニスタン人も、日本には、他国の戦争に加担しないという『掟』があることを知っています。

アフガニスタンで活動する中で、米軍のヘリコプターに撃たれそうになったり、米軍に対する反政府側の攻撃に巻き込まれそうになったりしたことはありますが、
日本人だから、という理由で標的にされたことはありません。
この『掟』があるからです。

今、活動拠点のアフガニスタン東部のジャララバードには、私以外、外国人はいません。
大勢いた欧米の人は、逃げ出しました。
米同時多発テロの後、米国を中心とする多国籍軍が、集団的自衛権を行使し、軍服を着た人々がやって来てから、
軍事行動に対する報復が激しくなり、国内の治安は過去最悪の状況です。

アフガニスタン人は、多くの命を奪った米国を憎んでいます。
日本が米国に加担することになれば、私はここで、命を失いかねません。
安倍首相は記者会見で、
「(現状では)海外で活動するボランティアが襲われても、自衛隊は彼らを救うことはできない」と言ったそうですが、全く逆です。
命を守るどころか、かえって危険です。
私は逃げます。


日本の国会で、机上で論議している集団的自衛権に対する考え方より
私は現地で実際に活動して、肌で感じている人の意見を私は信じます。
集団的自衛権については、私は行使できるようにしてはならないと思っています。

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