ソニー・ピクチャーズのデータが大量漏洩!明らかになったとんでもないデータ数とは?


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11月24日に、大規模なハッキング(正確にはクラッキング)を受けた
米国ソニーピクチャーズから漏れでた情報量の推定値が報道されています。

ソニー・ピクチャーズのハッキング、史上最悪規模に

先日、未公開の映画がハッカーによってリークされたあげく、スタッフやキャストの個人情報を含むデータまでもが漏洩したと報じられるソニー・ピクチャーズ。BuzzFeedによると、40GBにも及ぶデータには、医療情報から未公開映画の台本までも含まれていたといいます。ここまでくると、たぶん史上最大規模のデータ漏えい事件ではないでしょうか…。

甚大なハッキング被害にあってるのは、ニュースを見ていればなんとなくわかっていました。でも、その被害規模が予想以上だった様子。ネタ元のBuzzFeedによれば、漏洩した個人情報のレヴェルがとんでもないと…。たとえば、社員の犯罪歴に関するバックグランドチェック、給料に対する交渉内容、退職や休職理由に関する医者からの診断書などなど、かなりの情報なのです。また、人気テレビシリーズ「ブレイキング・バッド」制作者Vince Gilligan氏による未発表の台本など、もうトップシークレットが続々とリークされてしまったんだとか。

中略

恐ろしいのは、ハッキングの全容がまだ見えていないこと。ハッカーは100TBのデータを盗ったと語っており、今公表されているものは氷山の一角に過ぎません。100TBのうちの40GBだけで、こんなにも重要な情報が含まれているのです。残りには何があるのか…。最悪のシナリオは、まだこれからなのかもしれません。


かなり重要な情報が漏れでたとされている
今回のソニー・ピクチャーズの情報漏洩ですが
容量が100TBを超えるとは…あまりのサイズの大きさに呆然とします。


100TBってどれくらい?と思った方に、もし仮に文字だけの情報が
漏れでたと仮定して、何文字分の情報が流出したか計算してみます。


英語は半角の1バイト文字なので、1024文字で1024バイト=1KBとなります。
1KBが1024KBで1MB、1MBが1024MBで1GB、そして1GBが1024GBでようやく1TBになります。


すなわち、1024×1024×1024×1024×1024で1TB分の文字数になり
更にそこに100を掛けた数字分の文字数となります。


あまりの桁の違いに、クラクラしてきますが
律儀に計算をしてみると1024の5乗×100=112,589,990,684,262,400文字という結果が。
数字だけでわかりにくいので日本語の単位を入れて表現をすると


11京2589兆9906億8426万2400文字という数字になり兆の単位を越えてしまいました。(汗)
ちなみに、文字が全て日本語であってもこの半分の文字数(全角は一文字2バイト)です。
その数は5京6294兆9953億4213万1200文字です。まさに桁違い。


仮に全て日本語で考えた場合、日本の長編小説が大体400文字の原稿用紙200枚ほどが
長編と呼ばれる枚数で、その文字数は400×200=8万文字となりますので
その数で割ってみると703,687,441,776(端数切り捨て)となりますので
長編小説7036億8744万1776冊分の文字数情報が流れでたということです。


更に悪乗りして、アホな計算をしてみますが1枚400字詰めの原稿用紙に、この文字数の
情報をびっちり羅列していった場合、 140兆7374億8835万5328枚の原稿用紙が必要であり
原稿用紙一枚の厚さを0.1mmと考えてもその厚さは14兆737億4883万5532mm=1407万3748kmの
厚さの束となり、これは地球から月までを36往復も出来る距離になります。


全ての情報が文字というわけではないでしょうから、これはありえない仮定ですが
それにしても、100TBという情報量は、過去の情報漏洩事件からみても
途方も無い情報の流出だということが分かります。


ハッカーグループが握った情報は、とんでもない情報がかなりあるようで
先の記事に貼った内容もそうですが、最新の情報では

ハリウッドスターの情報も漏えい、ソニー子会社へのサイバー攻撃

ソニー傘下の米ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)が受けたサイバー攻撃で、個人情報の漏えいはこれまで考えられなかったほど深刻になっているようだ。現在および過去の従業員だけでなく、シルベスター・スタローンさんのようなハリウッドスターの社会保障番号などが漏れてしまったのだ。

管理人注:有料会員専用記事のため、読み取れるところまでの転載


ハリウッドスターの社会保障番号というのまでが漏洩してしまい
かなり重大な内容が含まれているという続報が出ています。


社会保障番号とは、なんぞや?ということで
ググってみましたところ

米国の社会保障番号(SSN)から学ぶ番号制度

●社会保障番号(Social Security Number)

社会保障番号(SSN:Social Security Number)は、社会保障に必要な個人収支の正確な把握・記録のために導入された番号制度です。納税者番号としても使われるため、納税者番号の類型として米国は「社会保障番号型」であると言われたりします。

社会保障番号の歴史は古く、1936年にニューディール政策の社会保障プログラムの一環として導入されました。1962年には納税者番号としての利用が制度化され、1986年、1990年の租税法改正で、社会保障番号が税控除の条件となる年齢が引き下げられたことで、普及が急速に拡大しました。現在は、出生登録の時に番号を取得(付番)するのが一般的となっています。


かなり昔からある制度のようで、要は個人が詳しく特定できる一生涯個人についてまわる番号…
ということのようです。納税者番号としての意味合いがあるということは、クレジットの審査とかでも
使われそうな情報です…。これはかなりまずいですね。


有名人の社会保障番号のみならず、流出したファイルには関係者などの
社会保障番号が数千人単位で漏れでたという情報も出ており
情報漏洩されてしまった個人は、裸にされてしまったも同然の状態なのです。

ソニー・ピクチャーズ社員に脅迫メール-ハッカー集団が送付か

ハッカー集団は今回の電子メールや膨大な個人情報を携え、ソニー・ピクチャーズの社員6600人の家族を脅迫している。ハッカー攻撃で幹部報酬の情報や社会保障番号、未公開映画、映画制作予算などが同社から流出した。


今回の件については、北朝鮮が事件に一枚絡んでいるという情報もリークされていますが
犯行に至った経緯や動機が不明であり、不気味な情報漏洩事故となっています。


いずれにせよ、訴訟大国アメリカという国で、以前も大量の情報漏洩事故を起こしている
ソニー関連会社の大規模漏洩ということもあって、今回は巨額の訴訟が起こされる可能性が非常に高いです。
というか、そうなるでしょう。前科がありますから。


賠償額がとてつもない金額になる可能性を孕んでおり、現在本業の方でも
巨額の赤字を出しているソニーにその賠償金を払って、更に今後このような事がないように
セキュリティなどの強化を行う体力があるのかどうか。


エレクトロニクスの分野だけではなく、保険や金融業も経営している
ソニーですから、この情報漏洩事件の顛末によっては企業自体が潰れてしまうほどの
影響力のある事件であるとは個人的には考えています。
今後の展開がどのようになるか、要注目です。

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