蚊についてのまとめ その3


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2日にわたって、蚊のあれこれを調べてみましたが
人間の身近にいる害虫ともあって、非常に情報が多いこと多いこと。
ただそれでも、調べてみると面白い話がいっぱい出てくるので
懲りずに、今日は3日目ということで蚊にまつわる話をするとしましょう。


前回は蚊に刺された時の痒みについて、あれこれ書きましたが
今回は、まずそもそも蚊に食われやすい人はどういったタイプの
人間なのか、蚊の嗜好などと含めて解説していきます。


まず、蚊が吸血する際に生物を見定める方法なのですが
周りと比べて、二酸化炭素濃度が濃いところですとか
温度が高くなっている部分を判別して、吸血行動に至っているということだそうです。
呼気から二酸化炭素が出てくるのは、哺乳類であるということを蚊は本能で知っているのです。


ですので、二酸化炭素を多く吐き出す…すなわちアルコールを飲んだ後ですとか
呼吸が荒くなっている状態…スポーツ直後や入浴直後などは
蚊に狙われやすく成るようです。


スポーツの場合は、汗をかきますし
また、体温も高くなるため、この状態がまた
蚊に非常に狙われやすい状態でもあるとのことです。


科学的根拠は乏しいですが、統計学的には
血液型のO型が、他の血液型に比べて蚊に食われやすいという
統計が出ているようです。

蚊に刺されやすい人の特徴

では何故その時に蚊は刺す人を選別しているのかかというと、血がおいしそうだと思う人を判別していることが研究で分かっています。つまりかに刺されやすい人には、ちゃんと特徴があるということです。

蚊が人や動物に近づくのは、呼気に含まれている二酸化炭素や乳酸に反応するためです。つまり体質や食事などの容共により、蚊に刺されやすくなるというわけなのです。

また血液型の分類で言うと、蚊が一番好むのはO型の血液。その後の順番は、B型、AB型、A型の順番になります。日本人に一番多いA型の血液の人は、意外にも蚊が好むことは無いようです。

もっとも蚊が人を刺して血液を吸うのは、呼気に含まれる物質に反応することだということは、先ほど説明したとおりです。

ですので運動後や、飲酒した時、入浴後などは蚊が寄って来やすくなります。また汗に含めれる成分にも反応するので、元来汗っかきの人は蚊に狙われやすいのです。

ですのでこれから夏を経て秋にかけては、深夜の飲酒や入浴後は要注意。また夏の暑い時期に山登りなどで汗をかくと、まさに蚊に刺されやすい状態を作ります。


ちなみに、私はO型でしかも極度の汗かき…。
非常に蚊に食われやすい体質ということになります(泣)
誰も興味ないとは思いますが(笑)


また、黒い服を着ていると蚊に狙われやすいといった説もあります。
黒い服が熱を吸収しやすく、蚊に狙われやすい温度になりがちなためだとか。
白い服を着ると、狙われにくく成るという話もあるようです。


狙われやすい状態が、ある程度分かったところで
今度は、そもそも刺されないようにするための対処法についてです。


蚊は完全な害虫ですので、害虫対策にはよく言われる
そもそもの繁殖場所を周りに作らないということが大事ということになります。


蚊は流れない水のあるところ、湿気ぽいところを特に好み
そう言った状態にある水の中に産卵をします。


例えば、庭先に鉢植えがあったりですとか
何か水の入ったバケツですとか、ちょっとした水の溜まる場所。
そう言った場所があると絶好の繁殖場所になってしまいます。


特に、水気はほんの少しあれば良いようで
僅か、1ccの水でも数匹繁殖できるようです。


あとは、蚊の苦手なものを身近に置く方法。


蚊は主に柑橘系の果物などに含まれる
シトロネラという物質の香りを嫌うとのことで
レモンなどを枕元に置くとよってこないのだとか。
あとは、アロマオイルでも効果があるようです。

蚊に刺されないための方法

⑤アロマオイル
蚊にも苦手な香りがあります。アロマオイルで蚊を防ぐことができます。蚊の苦手なアロマオイルは、ニアウリ、ユーカリ、ゼラニウム、ミント、ローズマリーなどです。


蚊は、人間の足の臭いの原因となる
イソ吉草酸という臭いが好きなようですので
寝る前に、足を洗うことによって蚊避けにもなるようです。


さて、蚊を避ける方法として一番身近でお馴染みなのは
蚊取り線香ではないかと思います。


もはや、日本では夏の風物詩として
夏を語る際に、とかく描写されたりもする
お馴染みなものとなっている蚊取り線香ですが
発明されたのは、日本であることはご存知でしたでしょうか。


蚊取り線香の歴史は古く、製品としては100年以上前からあります。
最初は、現在の渦巻きタイプではなく粉末状のものが1888年に発売されました。
その他にも通常の線香のような棒状タイプも製品としてあります。
うず巻タイプの現在お馴染みの製品は、1895年に発売されたようです。
ちなみに、昔は棒状の線香を手で巻いていたようです。


蚊取り線香は、シロバナムシヨケギク(白花虫除菊。通称除虫菊)と呼ばれる
植物に含まれる、除虫成分を含ませて作られます。
現在は、その成分を化学合成して元々の成分に類似したものを含ませて作られています。


蚊取り線香は特徴的な渦巻き型をしていますが
実はメーカーによって、左巻きと右巻きの渦巻きのものがあるというのは
ご存知でしたでしょうか。


渦巻き型の蚊取り線香は最初は手巻きで作っていましたが
後に機械化が図られるようになり
1955年頃から、機械で蚊取り線香が作られるようになりました。


手で巻いていた時代は、右巻き左巻きと言うのは
ひっくり返せば、特に関係無かったので意識はされていませんでしたが
機械化がされるにあたって、表裏の判別が出来るようになりました。


そのため、一般的には右巻きだった蚊取り線香の渦ですが
他の会社との差別化、巷に氾濫する類似品との区別化ということで
現在でも有名な金鳥(金鳥は商標。本当の会社名は大日本除虫菊株式会社といいます)は
左巻きの蚊取り線香を生産することを決定し、見事に差別化に成功することとなります。

ニッポン・ロングセラー考 金鳥蚊取り線香

昭和初期、蚊取り線香が本格的に普及するに伴い、殺虫成分をほどんど含まない模造品や紛らわしい商標の類似品が出回る。
金鳥は、殺虫効果が高いという製品そのものの性能はもちろん、優良取扱店(卸店)の組織化、積極的な宣伝活動などの施策を次々に打ち出し、これに対抗。
さらに、1957(昭和32)年には機械化に合わせ、“ネジが緩む”と嫌われていた左巻きをあえて採用し、差別化を図った。


また、戦前は蚊取り線香は重要な輸出品として扱われていた時代もあり
第二次世界大戦が起こるまでは、日本の産業として重要な地位を占めていたこともあります。

第10回
蚊取り線香~ニッポンで生まれた生活の知恵


除虫菊の生産数は、1905年に3万3849貫(1貫=約3.75キログラム)であったのが、10年には10万3838貫、15年に26万2835貫、20年に46万8998貫と飛躍的な伸びを見せる。増産のため価格が暴落した除虫菊を、上山英一郎氏が1905年にアメリカへ輸出したこと嚆矢として開始された輸出は、1914年から18年の第一次世界大戦によって、ヨーロッパが戦場となり、主生産地であったダルマチアの生産が落ち込んだため本格化し、1913年に4万1907貫であった干花の輸出は、14年に9万8353貫、15年に24万6971貫と急増して世界一の生産高を誇るようになった。虫取り粉や棒状線香、渦巻線香といった除虫菊加工製品も同様の伸びを見せ、日本の重要な輸出品となった。そのなかで北海道の生産高は急増し、1929年当時には国内生産額の62%(パーセント)を占めたといい、以下のような歌も作られた。


この時代の名残なのか、現在でも渦巻形蚊取り線香は
海外でもかなりの知名度があるらしく
場所によっては、日本以上に馴染んでいるところもあるようです。


「海外での蚊取り線香の知名度の凄さが理解できるスレ」海外の反応



その1のまとめで触れた通り、蚊によってもたらされる疫病で
命を落としている人が多数居る事実から、上記リンク先でのコメントでもある
水と食料の重要性に匹敵するという言説も説得力がありますね。


蚊対策というよりは、蚊取り線香の記事になってしまった気もしますが
今年の夏も蚊の対策には色々と注意をしていきたいと思います。
今回のまとめが少しでも参考になれば幸いです。

まとめその1はこちらからどうぞ。
その2はこちらから。

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