今日から6月!6月にまつわるウンチク!


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年度の上半期も、最後の月である6月に突入しました。
2014年も、もう折り返し地点が近づいているかと思うと
何かと時の流れの早さを感じてしまうにせかもです。


さて、最近はギスギスした話題が多いので
息抜きがてら、6月に関する様々なウンチクなどを
思いつく限り書いてみようと思います。


個人的には6月は何か不思議なイメージのする月です。
夏至の月でもあり、一年で最も昼が長い時期である6月は
それとはかけ離れた、日本では梅雨の月でもあります。


梅雨といえば、ジトジトとした雨が特徴的ですが
しかし、6月の別名は御存知の通り
水無月(みなづき)と言います。


なぜ、一番雨のイメージが強いこの時期に
水無月などという異名があるのでしょうか。


説は幾つかありますが、まず有力なのは
旧暦(現在の新暦とは一ヶ月ほどずれている)では
6月の頃には、梅雨が終わり雨が降らなくなる時期であるために水無月という説。


ただし、これは5月が皐月で、皐月には水との関係性がないため
どうにも確定させるには根拠が弱いところもあるようです。


他には、田んぼに水を張り終えて農業の基礎が終了した
皆仕尽(みなしつき)から来ているという説。


あるいは、実はこの水無月の「無」の部分は「無い」という
意味の「無」ではなく、「の」の意味を表す
連帯助詞の「な」を表す「無」であり
実は、「水の月」であるという説。


諸説あるのが語源の面白いところですが
水の月説は割りとしっくりくるような気が
個人的にはします。


6月といえば、国民の祝日が一年で唯一
1日もない日であることも挙げられます。


過去、6月と8月が国民の祝日が無い月でありましたが
今年になって、2016年から8月11日を山の日と定め
国民の祝日にするという話が出たので、6月はとうとう孤立してしまいました(笑)


6月といえば、日本全国の適齢期の女性の憧れ
ジューン・ブライドという話もあります。


直訳で6月の花嫁という意味のジューン・ブライドですが
その由来も、やはり諸説が幾つかあり3つほど挙げられるようです。

意外と知らない「ジューンブライド」の “本当の意味” -June Bride・6月の花嫁

“女神「JUNO」説”

6月の月名である「JUNE」と、ローマ神話で結婚をつかさどる女神である「JUNO」に由来しており、6月は結婚や女性の権利を守護する「JUNO」の月。この月に結婚する花嫁はきっと幸せになるだろう、という言い伝えです。

“気候・季節説”

ヨーロッパの6月は1年の中で最も雨が少ない月で、気候なども適しています。また、「復活祭」が行われる月でもあるため、ヨーロッパ全体がお祝いムードとなるので、多くの人から祝福される6月の花嫁は幸せになるだろう、という言い伝えです。

“結婚解禁説”

農作業の妨げとなることから、ヨーロッパでは3月、4月、5月の3ヶ月間は結婚が禁じられていました。そのため、結婚が解禁となる6月に結婚式を挙げるカップルが多く、その分祝福も多かったため、多くの人から祝福される6月の花嫁は幸せになれるだろう、という言い伝えです。


上記のまとめの最初にもありますが、元々は欧米での言い伝えであり
日本では、梅雨時でジメジメした気候のせいということもあって
6月は結婚などのおめでたい行事は避けられる傾向にあったようです。


そこで、売上が落ちるのを回避するためにホテルでは
このジューン・ブライドの風習を持ち込み
6月挙式をしてもらうように宣伝を行ったようです。

何故、「ジューンブライド」なるものが日本に定着したのか?

●日本の事情。
1900年(明治33年)の大正天皇の結婚式以降、庶民の間でも神前結婚式が増えていきます(現在では「伝統」と言われるほどになっています)
その後、都市部において(せいぜい50年前ですが)、ホールやホテルが結婚式を手がけるようになっていきます。
(その結果、自宅での結婚式が激減し、「持ち出しの結婚式」となっていきます)
当時は空調設備の能力は悪く・梅雨時であることから、6月はむしろ結婚式が避けられる季節という現状でした。
そこで40年頃前に、全国BMC(宴会支配人会)が、6月にも結婚式をしてもらえるように、ヨーロッパ事情(上記の①②)を利用して、宣伝文句として「ジューンブライド」を提案しました。
ちなみに、キャンドルサービス・バージンロートというものも「日本製の演出」としてこの頃に考案されたものです。


上記回答で出ている、バージンロードは御存知の通り
キリスト教式の結婚式において、結婚式場の入り口から祭壇に至る通路
およびそこに敷かれる布のことですが、実は和製英語であるとのことです。


つまり、ジューン・ブライドはバレンタインなどと同じで
日本での定着には、業界関係者の業績改善のための
マーケティング戦略の1つだったわけですね。


そう考えると、ジューン・ブライドのありがたみが
若干薄れてしまうような気もしますが
6月女神JUNOの月であるのは間違いないので
結婚を願う女性には、やはり特別な月なのかなと個人的には思っています。

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