東京メトロ非正規職員がストライキ敢行!変わる労働現場。


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今月1日は、労働者にとっての祭典
メーデーだったわけですが、東京の地下鉄として
最大の東京メトロの非正規職員が、待遇改善を求めて
ストライキを敢行したと話題になっています。

非正規売店員がストライキ決行!~東京メトロ本社前に怒りの280人

非正規労働者は同情されたり救済されるのではなく、勇気をもって自分の足で立ち上がり権利を勝ち取っていける――東京メトロ売店の非正規販売員の女性たちがこんな思いを胸に、5月1日のメ―デ―にふたたびストライキを決行した。同時に、全国の非正規労働者に率先して、改正労働契約法の20条違反だとして東京地裁に雇用主の東京メトロコマース社を提訴した。


現状、正規と非正規で殆ど仕事内容に変わりがないのに
収入には大きな開きがあるといったところから、労働者が
立ち上がっているわけです。


記事内で「ふたたび」と記載されているのは
去年も、東京メトロの労働者は定年の時期の改正を求めて
同様にストライキを起こしている過去があるからです。

【速報】東京メトロ駅売店の非正規労働者がストライキで継続雇用を実現!

東京メトロの地下鉄駅売店「メトロス」で働く非正規労働者の女性たちでつくる全国一般東京東部労組メトロコマース支部が非正規労働者への65歳定年制に反対していた問題で、直接の雇用主である東京メトロ子会社の株式会社メトロコマースが4月4日、同支部が要求していた瀬沼組合員の継続雇用について認める旨の回答をしてきました。


当ブログでは、少し前にすき家の話題について
記事を書き、今でも定期的にアクセスがあるようです。


ブラック企業と呼ばれることばは、もはや市民権を得て
その労働環境の苛酷さは、一般の人にも知れ渡るようになってきていますが
労働者も権利を持つのですから、時には会社に対して闘うことも必要だと
今回の東京メトロの職員の件をみて、思います。


あれだけ話題になったすき家ですが
夜間の時給を大幅に上げるという軟化を見せており
以前の件が、ゼンショーにとっては一大事であったことがわかります。


しかし、時給大幅アップの告知を打ち出しても
人員が集まらない状況であるようで
まさに、今までのツケが一気に来たとでも言うべき状況になっています。

<人手不足>景気回復で奪い合い 時給1375円も求人難

「(午後)9時半がラストオーダーです。入り口を閉めるので、裏口からお帰りください」。東京都心にある牛丼チェーン店「すき家」の店員は、食事中の客にこう告げた。通常24時間営業だが、3月下旬から午前9時~午後10時に短縮した。アルバイトが辞め、店を回せなくなった。別の店では、バイト募集のポスターの深夜時給1325円という印刷文字の上に、手書きで1375円と記されていた。

 都内のすき家で働く複数のアルバイト店員は「大学生のバイトが辞めて人が集まらない」「朝まで1人なので仕事はきつい」と口にする。2月以降、約250店が一時休業や短縮営業に追い込まれた。牛丼大手3社の中で最後発のすき家は、急ピッチの出店で2008年に吉野家を抜き、業界首位に躍り出た。急成長を支えたのが、深夜に店員1人で接客や調理を担当する「ギリギリの人員」(バイト店員)。メニューの多様化で仕事が増え、営業できなくなるほどの大量退職につながった。


記事タイトルは景気回復で奪い合いと出ておりますが
要は、夜間のワンオペ実態が広く知れ渡ることにより
時給が高くてもやってられないと判断する人が増えたというだけの話でしょうね。


他にも、日本では労働者の自殺まで出した
ブラック企業として有名なワタミグループですが
上場後、初の49億円の赤字が出たとも報じられています。

ワタミが上場後初の赤字…49億円、居酒屋不振

居酒屋大手のワタミは2日、2014年3月期連結決算の税引き後利益予想を昨年10月時点の12億円の黒字から、49億円の赤字へと下方修正すると発表した。


景気が回復としていると言いながら、一方ではこのような記事も出てきている訳です。
元々は、12億円の黒字を予想していたというのですから
正味61億円の損失を、予想からは出したということになるわけです。


ワタミはアルバイトを100人、正社員待遇に
昇格させると言った話も出ていますが、ブラック企業に対する
世間の風当たりは俄然強まってきたようです。

【特報】ワタミ、アルバイト100人を正社員化

ワタミは2014年6月から、「エリア限定社員」の制度を本格的に導入する。転勤を希望しない人にも門戸を開くことで、アルバイトからの正社員登用を増やす狙いだ。足元の景気回復に伴い、採用環境は厳しくなっており、制度を拡充することで人材の確保を急ぐ。働き方が多様化する中で、転勤を伴わないエリア限定社員を導入し、人材を囲い込む動きが労働集約型の産業を中心に広がってきた。


今までの日本の労働環境が、ここに来て見直されると言うのは
遅すぎた気もしますが、労働者とて一人の人間。
快適に働ければ、それに勝るものはないですよね。
個人的には、この流れがもっと大きな流れになっていくことを期待したいところです。

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