迫るゴールデンウィーク!鯉のぼりのウンチク。


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4月も半ばに差し掛かり
そろそろ、4月終わりから5月始めのゴールデンウィークが
人々の話題に上ってくるころですね。


そんなゴールデンウィークの到来を意識せざるを得ない
鯉のぼりという単語が、検索トレンドにてありましたので
本日は鯉のぼりについて、調べてみます。


鯉のぼりの風習は日本で生まれたものであり
その由来は、江戸時代の武家が起源となったとされています。
ちなみに、鯉のぼり鯉登りではなく、鯉幟が表記としては正しいものです。


その行為が意味するものとは
5月5日の端午の節句(通称:男の子の節句)で
主に男児に対する、安全祈願・立身出世祈願などとされるようです。

端午の節句に、なぜ<鯉のぼり>を飾るの?

◆わが家に男児が誕生したと天の神に告げ、「この子を守ってやって下さい」と守護を願って目印にしたものが鯉のぼりです。


それでは、なぜ鯉なのかと言えば
それは中国の故事に由来します。


「登竜門」ということばを聞いたことがない人は居ないと思いますが
その竜門を登り切って、竜に変われたのが鯉だけだったということで
鯉は日本では力強く生命力のある魚と認識されていたという訳ですね。


ちなみに、登竜門の竜門とは
中国は黄河の上流にある竜門山という山を切り拓いて
出来た急流のことです。


夏朝の皇帝・禹がその治水事業をした際に出来た急流で
その急流に負けずに鯉は登り切ったということで
鯉幟は、鯉登りにも通じるというわけです。


そのような厳しい環境でも力強く生きる鯉のように
我が子が育つことを祈願して、端午の節句の青空に
流されるようになったのが鯉のぼりなのですね。


江戸時代の武家は、男児が生まれると
玄関の前に馬印やのぼりを立てて祝う風習がありました。
その風習が一般庶民にも広がり、町民が鯉のぼりを考案したと言います。


上記のサイトには他にも鯉のぼりのウンチクがありました。
面白いので、引用します。

端午の節句に、なぜ<鯉のぼり>を飾るの?

◆鯉のぼりの色々?

・黒の真鯉がお父さん、赤い緋鯉がお母さん、青や緑は子供たち。それ以外では緑色や黄色、オレンジ色、紫色など、女の子や次男、三男のお子さんなどのために各色が出現しています。

・五色の吹流しは、幼子の無事な成長を願って「魔よけ」の意味で飾られました。カラカラと回る矢車も同様な意味をもっています。吹流しは家を象徴しているとも考えられます。


黒がお父さんで、赤がお母さんというのは知っていましたが
それ以外の色と言うのは、決まってはいないものなのですね。
これは意外でした。


矢車は、吹くと回るのが面白かったですが
こういった意味があるのは知らなかったですね。
昔からの風習も、調べてみると面白いものです。


ちなみに、全国各地で鯉のぼりに関する行事は
多数行われており、空一面に鯉のぼりを吹き流す
圧巻のイベントを開催している場所も多数あります。


幾つか、リンクを貼ってみますので
このゴールデンウィーク中にどこかに繰り出すというのも
良いのではないでしょうか。


世界一こいのぼりの里まつり(群馬県・館林市)
総数5000匹以上の、ギネス記録認定の大量の鯉のぼりが空を彩ります。

泳げ鯉のぼり相模川(神奈川県・相模原市)
相模川に約1200匹の鯉のぼりが群泳。

最上川に200匹の鯉のぼり(山形県・白鷹町)
既に展示されており、5月18日まで見れるそうです。

加茂川を泳ぐ鯉のぼり(新潟県・加茂市)
・こちらも既に展示中。約500匹の鯉のぼりが空を泳いでいます。

鯉のぼりの川渡し(高知県・四万十町)
四国の有名河川・四万十川を優雅に泳ぐ約500匹の鯉のぼり

奥ヤンバル鯉のぼり祭り(沖縄県・国頭村)
日本最南端の鯉のぼりイベント。沖縄の自然と共に楽しめそうです。

加須市民平和祭(埼玉県・加須市)
知る人ぞ知る、鯉のぼり生産量全国一の埼玉県加須市で行われる祭り。全長100mのギネス認定ジャンボ鯉のぼりが掲げられます。

おまけ
日本には、絶対に鯉のぼりをあげない場所が幾つかあるようです。

5月の節句に鯉のぼりを上げない栗生沢村

福島県南会津町栗生沢村以外では、栃木県の湯西川村、埼玉県の神泉村がある。栃木の湯西川では似たような話で「平家落人伝説」として今に残っており、また埼玉の神泉村でも似たような話で「平将門伝説」が有り、ともに今日でも鯉のぼりを揚げない習慣を今に残している。栗生沢、湯西川、神泉の3カ所では、鯉のぼりは「不吉」を呼ぶという慣わしを抱えているのだ。この3村の共通点は何か。ただ言えることは、ともに平家に関する流れを持っていること。栗生沢も先祖は平家落人の可能性が高いと言うことだろうか。火の無いところに煙は立たないとも言うので、その可能性はとても高い。ただ伝説ゆえ、それらを正す根拠がない。


風習というのは実に面白いものです。

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