本屋大賞2014のノミネート10作品発表!


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本屋大賞


2004年からスタートして、今年で11回めを数える
本屋大賞の2014年のノミネート10作品が
本屋大賞の公式ページにて発表されました!

本屋大賞は、本屋大賞実行委員会
2003年に結成され、その翌年の2004年以来毎年続いている賞です。
通常、本の賞といえば、直木賞や芥川賞が話題になりますが
この、本屋大賞は名だたる書評家や小説家が作品を審査するのではなく
新刊を扱う書店(オンライン書店を含む)の書店員の投票で決まるというのがユニークな賞です。

書評家が選ぶ、文学性の強い芥川賞や直木賞と違い
一般の書店員が選ぶことから、娯楽性の高い作品が過去選出されやすい傾向にあり
2013年以前の、大賞を受賞した作品については、映画化・ドラマ化・漫画化など
100%の確率でメディアミックス化されているというなかなか面白い賞です。
その性質ゆえ、芥川賞や直木賞に較べて「稼げる賞」としての認識もあるのだとか。

歴代の受賞作を見てみますと、第一回の小川洋子による「博士の愛した数式」から歴史は始まり
大賞をとっている作品は、メディアミックスされた時も話題になっていた作品が多いですね。
2010年の大賞である冲方丁(うぶかたとう)による、「天地明察」や2011年の東川篤哉の「謎解きはディナーの後で」なんかも流行りましたね。

さて、この本屋大賞のノミネート作品の基準とはどんなものなのでしょうか?
その基準は、過去一年間で日本で刊行された全小説が対象になるとのこと。
まずは、1次投票で3作品を選び、その中から今回決定した10作品のノミネート作品が選ばれるとのこと。
1次投票は自由投票ですが、2次投票はその投票された作品全てを読み
理由を記入した上での決戦投票となるとのことです。
これまた1人3票で1位=3点、2位=2点、3位=1点として集計され最終的に本屋大賞が決まります。
本屋大賞とは別に、順位を出す訳ではありませんが、発掘部門と呼ばれる部門があり
これは、1次投票と同時に集計され、投票された作品が発表されます。
また、去年と一昨年、今年もですが翻訳小説部門が加えられ、こちらも投票で大賞が決定されます。
この2次投票は、2月28日で締め切られ、4月8日に2014年の本屋大賞が決定するとのことです。
なお、今年のノミネートは以下の10作品です。

・『教場』 長岡弘樹(著) 小学館
・『去年の冬、きみと別れ』 中村文則(著) 幻冬舎
・『さようなら、オレンジ』 岩城けい(著) 筑摩書房
・『島はぼくらと』 辻村深月(著) 講談社
・『聖なる怠け者の冒険』 森見登美彦(著) 朝日新聞出版
・『想像ラジオ』 いとうせいこう(著) 河出書房新社
・『とっぴんぱらりの風太郎』 万城目学(著) 文藝春秋
・『村上海賊の娘』 和田竜(著) 新潮社
・『昨夜のカレー、明日のパン』 木皿泉(著) 河出書房新社
・『ランチのアッコちゃん』 柚木麻子(著) 双葉社

今年はどの作品が栄冠を勝ち取るのでしょうか。
投票結果に期待ですね!

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