春眠暁を覚えず。春めいてきた日本列島。


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4月に入って、ここのところ日本列島の気温も上昇してきていますね。
私の住む新潟は、20度の最高気温を記録しました。
暑さ寒さも彼岸までも過ぎたので、これからは暖かくなる一方でしょう。


それでも、季節の変わり目は寒暖の差が激しいのも事実。
皆様におかれましては、風邪を引かないようにお気をつけください。
残念ながら私は既に引いてしまいましたが←


さて、いつものように検索ワードトレンドを見ておりましたところ
検索上位に、春眠暁を覚えずということばを
発見いたしました。


この時期に良く使われることばですが、そういえば
このことばの語源とか、由来を知らないなと思いつつ
いつも通り調べてみました←


まずは、今更説明する必要も無いとは思いますが
春眠暁を覚えずの意味ですが



春の暖かくなる時期に於いては春の夜は心地よいので、朝になったことにも気づかず眠り込んでしまうということ。



という意味です。
かくいう私も朝は弱いもので、年がら年中暁を覚えないのですが(用法として多分間違ってますw)
ことばの通り、春にしか使えないことばであります。


そして、その出自は当然というか、やはり漢詩から来ているものになります。
中国は唐の時代の孟浩然(689年 – 740年)の
「春暁」という詩に於いて、以下のように詠われています。


春眠不覺曉 處處聞啼鳥 夜来風雨聲 花落知多少(春眠 暁を覚えず 処処 啼鳥を聞く 夜来 風雨の声 花落つることを知らず)
(訳:春の眠りは心地よくて夜明けも知らず、鳥のさえずりが聞こえる。昨晩は嵐の吹く音がしたが、おそらく花がたくさん散ったことだろう)


孟浩然の上記の詩から、今現在の日本での一般的な意味は
先ほど引用した意味で使われていることばになります。
ある意味、春は眠くなることに対する体の良い言い訳のことばであると言えるかもしれません。


ただ、このことばに対する解釈は通り一遍の
解釈よりも、人それぞれの解釈の仕方もあるようで
検索をしてみると、いろいろ自説を提唱している人もいます。


文章の引用はしませんが、そんな独自の見解を述べている
サイトを幾つかご紹介しておきます。


「春眠暁を覚えず」 の意味合い

「春眠暁を覚えず」の正しい意味

春は寝坊?(春眠暁を覚えず)


なかなかどうして、どのサイトの主張も面白く
納得できるものであり、孟浩然はどのような考えにして
この詩を詠んだのか聞いてみたいところではありますねw


もっとも、こういう説については一定の答えが出ないからこそ
面白いものでも有りますので、各々自分が一番腑に落ちる説を
採用するのが良いのではないかと思います。


いつも眠い私としては、春は寝坊してしまうの意味で使いたいかと思います。
ダメ人間、ここに極まれり(笑)

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