ソメイヨシノが熊本県天草市で開花!桜前線もいよいよ本番!


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これから、春本番になるにつれて
多くの日本人が楽しみにしているであろうものが
桜前線の開花予想ですね。


行楽シーズンに日本の天気予報などで
これから、毎日のように触れられていくであろう
桜前線ですが、今年の第一号の報が熊本から届いたようです。


ソメイヨシノ例年より早く開花 天草市


桜前線の予想では、四国は高知が
明日には開花するのではないかという予想がされており
全国一番乗りの地域でしたが、実際は熊本でしたね。


これから、2ヶ月近くかけて北へ北へと
桜前線は進んでいきますが、その間は
春の足音を感じる毎日となりそうです。


さて、この桜前線ですが
桜前線」ということばは、マスコミが創りだした造語です。
正式な気象用語では有りません。


桜前線ということばが用いられ始めたのは
1967年(昭和42年)頃からとのことです。


桜前線は日本各地の桜(主にソメイヨシノ)の開花予想日を結んだ線のことで
一種の天気図のようなものとして、日本では使われています。


なお、気象庁に於ける当該図は
さくらの開花予想の等期日線図と資料には載っているようです。


桜前線の目安として、用いられているのは
ソメイヨシノという品種のサクラですが
これは、日本全国で花弁を盛大に撒き散らす
大体の人がイメージするサクラの品種となります。


ソメイヨシノは染井吉野と書き
その語源は、江戸時代に染井村(今の東京都豊島区駒込の辺り)の
園芸職人が品種改良して作り上げたモノで
明治時代以降に園芸品種として、日本全国に広まりました。


元々は、奈良県のサクラの名所
吉野山にあやかって、吉野桜という名称がついていたのですが
吉野山のサクラはソメイヨシノではなくヤマザクラの類でした。


吉野桜では、本来ある吉野山のヤマザクラと
混同してしまうというので、1900年に上野公園のサクラを調査した
藤野寄命博士によって「ソメイヨシノ」の名前が発表されたとのこと。


ソメイヨシノは自然に繁殖することをしない品種で
木を増やすには、接ぎ木などの人工の手段を用いるしかありません。


そういった意味で、ソメイヨシノはクローン植物ということでもあり
遺伝子の形質は、クローンで派生させたものは全て一緒ということになります。


つまり、条件が整えば一斉に同時に開花するということであり
気象の変化に敏感な日本人が、ソメイヨシノを使って
春が日本のどこまで来たのかを探る、あたかもレーダーのように
使っているのは実に興味深い事実だといえるでしょう。


さて、ソメイヨシノが開花する条件ですが
まず、前年の夏の終わりに、サクラは花芽を形成します。


その後気温が低くなると、休眠期に入り
しばらくの休眠を経ると、休眠打破という状態になり
開花の準備を整え始めます。


休眠打破状態になった後は、サクラの積算温度が
累積で540℃(立春頃から毎日の最高気温を足していき、この数字を超えた時点)で
開花を始めるといいます。


また、ソメイヨシノの開花には休眠期間もある程度必要なものとなり
冬の間気温が下がらない、九州は鹿児島の開花が、東京より遅れたりすることがあるのは
休眠が不十分な場合のせいもあるのだからとか。


日本人の春には無くてはならない
ソメイヨシノですが、開花条件など
結構細かく決まっているのですね。
お花見の席での雑学などにぜひ使ってみてくださいね(笑)

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