春到来の予感!馬酔木の時期。


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ネットのトレンドワードなどを興味があって
時折見ていますが、この時期は次々と
花の名前などが出てきていて面白いですね。


本日気になったのは、「馬酔木」の花。
「馬酔木」は何と読むか分かりますか?


正解は「アセビ(またはアシビなど)」
この時期になると、実をつける常緑低木です。


馬も酔も木もアセビと読める要素は全くありません。
つまりは当て字ということになります。


その語源は、この馬酔木の実を
ウマやシカなどが食べると酔ったようになってしまう
ところから当てられた漢字だと言います。


足が痺れた状態のようになるので
足發(アシジヒ)が語源であるという説があります。


動物にそのような症状を引き起こす
馬酔木は、有毒植物です。


しかし、その葉を煎じることによって
殺虫成分のある薬にもなり、人間にとっては
山で「遊ぶ」際の木ということでアシビになった説もあるとか。
いずれにせよ、アシの部分は足が語源である可能性が高いようですね。


馬酔木は常緑なので、彩りを添えるということで
人家の庭木などに良く植えられている植物です。
ツツジ目ツツジ科アセビ属に属する植物です。


画像クリックで拡大です


花は下向きに咲き、壺形で先が5つに分かれます。
花の中には10本のおしべがあるとのこと。


日本原産の植物であり本州・四国・九州の
山地の乾燥地帯に主に分布しています。


学名はPieris japonicaで
Pierisがツツジ属という意味。
japonicaはもちろん日本という意味ですね。


ところで、植物にはこういった当て字が
実は多数存在しており、花に興味が無いと
いずれも難読の字になるのが面白いです。


例えば、朝顔(アサガオ)という植物がありますが
他にも「牽牛花」と書いてもアサガオと読みます。


その由来は、古代中国にあり
昔は高級な花であった、アサガオを贈答された場合
贈答された側が牛を引いて御礼をしたという謂れがあるからだとか。


他にも、多数の当て字で表された
植物は大量に有り、中には先のアサガオのように
1つの植物で幾つもの当て字がある植物も存在します。


これら一つ一つを挙げていくと
枚挙に暇が無いため、列挙はさし控えますが
これから多数の植物が芽吹く今の時期に
いろいろ調べてみると面白いかもしれません。

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