急性気管支炎と慢性気管支炎


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前回の記事の最後に紹介した
急性気管支炎と慢性気管支炎
違いについて、今日の日記は書いてみるとします。


まず、急性気管支炎ですが
こちらは、前回の記事にて紹介した
気管支炎の症状が、90日間ほど続き
その後収まる傾向にあります。


原因としては、ウイルスからの感染
またはマイコプラスマやクラミジア、百日咳菌といった微生物の感染から
引き起こされる気管支炎であり、咳、痰と言った症状の他に
熱が出ることもある気管支炎となります。
風邪からの併発という形も多いそうです。


症状が出ても、一度軽快に向かえば比較的根治は難しくない病気になりますが
熱が出て抵抗力が落ちることから、まれに重篤な症状に移行することもあり
特に、小さな子供などがなった時は十分に注意をする必要があるそうです。


治療法としては、炎症を起こすもととなるウイルスや微生物を
抑える薬を服用するとのこと。
つまりは、風邪薬などでの治療ということになります。
微生物の場合は抗生物質の服用などをするとのこと。


一方、慢性気管支炎がどのような症状かと言いますと
実は、今でも原因がよくわかっていない病気となっているそうで
強いていうなら、長期の喫煙が一番の原因ではないかと
考えられているものだそうです。
他には蓄膿症などの、鼻に関する病気なども由来の一つと考えられているようです。
特殊な原因では、大気汚染もその発症に影響しているのではないかとのこと。


急性気管支炎との違いは、慢性の名の通り
湿った咳や痰が出る症状が、2年ほど続き
文字通り「慢性化してしまった」ものを指すようです。
前回のELTの持田香織も、おそらくはこちらの慢性気管支炎なのでしょう。


この慢性気管支炎は、このところ患者が世界的に見て
爆発的に増加している病気の一つだそうで
2008年の統計では世界の死亡原因の第4位にランクインされているとのこと。
(注 正確にはCOPD(シーオーピーディー、Chronic Obstructive Pulmonary Disease)と呼ばれる、慢性閉塞性肺疾患での死因であり、慢性気管支炎や肺気腫などの病気を総合しての死因ということになりますが)


慢性気管支炎は、日本でも潜在的な患者が推定で500万人以上居ると考えられているそうですが
きちんと治療しているのは、5%にも満たないとのことです。
ということは、慢性気管支炎を患っていながらも
自分で気付かず、受診していないという人も多いのかもしれませんね。


慢性気管支炎の主な症状としては、ちょっと運動するだけで息切れする
継続的な咳、痰(風邪でもないのに)
と言った症状が挙げられます。
根治療法が未だ確立されていないとの事で、悪化する前にできるだけ進行を止めるというのが
最善となりますが、大気汚染や受動喫煙と言った不可抗力で悪化することもあるそうなので
なかなか、根本的な治療が難しい病気となっています。


たばこを吸う人であれば、そのたばこを止める。
日常生活に適度な運動を入れるなど、症状緩和についてはある程度の
効果がある治療法がありますが、根治しないとあれば
今回の持田香織の慢性気管支炎の後遺症説はかなりの信憑性があると言えるかもしれません。


ふとしたニュースから気になって、気管支炎を調べてみましたが
意外に怖い病気なのですね。
冬は乾燥し免疫力も落ちやすいので、なる前の十分な予防が
一番効果がある病気だと思います。
まだまだ寒い冬は続き、来週半ば頃は寒波が到来するといった予測も出ているので
体調管理には十分気をつけたいところですね。

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