大阪国際女子マラソンが開催!今年の勝者は!?そして意外な記録とは?
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今年で第33回を数える、国内で大きなマラソン大会の一つ
大阪国際女子マラソンが
開催されました。
大阪国際女子マラソンは毎年1月の最終日曜日に開催され
名前の通り、国外の招待選手を15選手、国内の招待選手20選手を招いた上で
一般参加者と争われる女子マラソン大会であり
オリンピックや、世界陸上の代表選考も兼ねる選手にとっては大きな大会の一つです。
今回は、今秋にあるアジア大会の選考を兼ねたレースになっているとのことです。
全体的に平坦な道が多く、走りやすいコース設定が特徴で
2011年にコースの変更がされてから、全体的な高低差はそれまでの23Mから僅か9Mへの高低差へと
より、選手にとっては好記録が出やすい大会となりました。
公式コースはこちらで確認できます。
今年の第33回の日本選手の注目選手は、北京五輪代表も経験したことのある
ママさんランナーとして頑張っていた赤羽有紀子。
同じく、過去オリンピック出場経験のある重友梨佐など。
この二人は、過去同大会にて優勝経験もあります。
特に、赤羽有紀子は、このレースを最後に引退を表明しており、ラストランに注目が集まりました。
そして、最終的なレースの結果は以下の通り。
1 タチアナ・ガメラシュミルコ ウクライナ 2時間24分37秒
2 赤羽有紀子 ホクレン 2時間26分00秒
3 カロリナ・ヤジンスカ ポーランド 2時間26分31秒
4 前田彩里 佛教大学 2時間26分46秒
5 マルタ・レマ エチオピア 2時間28分06秒
ラストランの赤羽有紀子が有終の美を飾ったというところでしょうか。
もう一人の注目選手、重友梨佐は最初こそ快走したものの
中盤で突如ペースダウンし、自己ワースト記録でのゴール。
順位も64位と残念な結果に終わってしまいました。
明暗がくっきり分かれてしまいましたね…。
この中で面白いのが、今回4位に食い込んだ前田彩理(さいり)選手。
佛教大に所属する、22歳のニューヒロインがダークホースで上位に入賞しました。
初マラソンながら、本人もびっくりの自己ベストを5分近くも塗り替える快走を見せ
一躍、日本女子マラソン界のホープになりそうな可能性を見せてきました。
これから、前田彩理の名前は要注目かもしれません。
また、今回の大会ではその前田選手にまつわる
面白い記録が誕生しました。
それは、親子で同マラソン大会に参加し、親子でゴールした記録を合わせた時間が
ギネス記録を出したというのです。
実は、前田選手のお母さんは前田淳子さんという方で
50歳という年齢ながら、過去40回もマラソン大会に出場してきたという
前田選手から見れば、マラソン選手の大先輩だったというのですから驚きです。
今回は、今まで親子で一緒にマラソン大会で走ろうという念願が叶った初の大会だったのです。
昨年の夏、父を亡くした前田選手と、その看病でブランクがありながらも
40回目の大会を40位でゴールした前田淳子さん。
二人のゴール時間を合わせた記録は、5時間22分10秒だったとのこと。
今までの記録は、2012年のシカゴで記録された米国籍の父と子の記録で
5時間30分21秒という記録だったそうですから、8分近く記録を塗り替えたということですね。
驚きのギネス記録と、日本女子マラソン界のニューヒロイン登場となった
今回の大阪国際女子マラソン。
これからのマラソン界のニュースが楽しみですね。
タグ:マラソン, 前田彩理, 大阪国際女子マラソン, 赤羽有紀子