今日はこどもの日!その由来とは?


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GW後半戦の国民の祝日は今日で終わり。
後は、明日の振替休日を残すのみとなりますね。
私は連日出勤で、今年もまたGWを感じることは出来ませんでしたが…w


さて、国民の祝日3連チャンの最終日
5月5日は、ご存知、こどもの日でございます。
端午の節句の日ともされていますね。


2日連続で、由来を確認しお伝えしてきましたが
本日もネタ的には一緒になります(笑)
どうぞ、最後の1日もお付き合いください。


5月5日のこどもの日ですが、お馴染み祝日法から
こどもの日の定義を持ってきますと


「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」


ことを、趣旨とする日だとのことです。
制定されたのは1948年。
憲法記念日が制定された年と同じ年に制定されたのですね。


なぜ、この日がこどもの日と制定されたのかというと
端午の節句がそもそもの根底にあります。


日本の風習として、男子の成長を願う端午の節句に関連して、国会に5月5日を
こどもの日として、制定するように陳情する声が国民から多く届いていたというのですね。
その意見に配慮して、生まれたのがこどもの日だそうです。


つまり、端午の節句があって、こどもの日が生まれたと。
では、そもそも端午の節句とは何なのでしょうか。


節句というのは、一年に5日ある各季節の節目のことであり
他には、奇数月のゾロ目の日(1月は7日。11月は無い)が
節句と呼ばれる節目にあたります。


5月5日は端午の節句とも、菖蒲の節句と呼ばれる節句であり
5月を元々午の月(12支による)と呼び、その月の初めを端午(つまり、5月の端…ということです)
と呼びましたが、後に5が重なる5月5日を端午の節句にしたということだそうです。


由来は中国に有り、紀元前の話まで遡ります。


紀元前3世紀の中国は楚において、国王の側近であった屈原は
人望を集めた政治家でしたが失脚し失意のうちに汨羅江に身を投げることとなります。
それを知った楚の国民たちはちまきを川に投げ込み魚達が屈原の遺体を食べるのを制したのが始まり…


とのこと。端午の節句ではお馴染みのちまき(漢字で書くと粽)には
そういう由来が合ったのですね。


もっとも、この話は後付の話のようであり
史実では、屈原とちまきの関係性は歴史書上では
見られないようです。


端午の記録は、今度は紀元後の晋の時代(265年 – 420年)の
歴史書、周処が記した風土記にその記載があるといいます。


また、荊楚歳時記という
中国、梁の宗懍(そうりん)が6世紀に著した年中行事記では
端午の節句でお馴染みの菖蒲やよもぎ(蓬)についての言及があります。


それによると、端午当日は野に出て薬草を摘み、色鮮やかな絹糸を肩に巻き病を避け
邪気を払う作用があると考えられた蓬で作った人形を飾り
また菖蒲を門に掛け邪気を追い払うと同時に竜船の競争などが行われていたとのこと。


日本では、中国からの端午が伝わる前に
5月5日に五月忌みという風習があり、それが中国から伝わった
端午と結びついたと言います。

大塚ひかり 訳せない、訳したくない古典のことば 【第29回】 五月

と思って先の『年中行事辞典』を見ると「五月忌(さつきいみ)」という言葉があって、五月は、田植に来臨する「田の神」を、早乙女(田植え女)が巫女の資格で迎えるため、女たちだけで家に籠もる行事があった。本来、五月五日は「女の忌みごもりの祭」であって、「今でもこの日を女の家・女天下の日という所があ」るという。つまり五月五日はもともと女の子の節句だったというのだ。


5月5日が元々、女の子の為の節句だったとは驚きですが
それでは、現在のように男の子の節句になったのはいつ頃だったのでしょうか?
Wikiに記述がありましたので、引用してみます。

端午

鎌倉時代ごろから「菖蒲」が「尚武」と同じ読みであること、また菖蒲の葉の形が剣を連想させることなどから、端午は男の子の節句とされ、男の子の成長を祝い健康を祈るようになった。鎧、兜、刀、武者人形や金太郎・武蔵坊弁慶を模した五月人形などを室内の飾り段に飾り、庭前にこいのぼりを立てるのが、典型的な祝い方である(ただし「こいのぼり」が一般に広まったのは江戸時代になってからで、関東の風習として一般的となったが京都を含む上方では当時は見られない風習であった)。鎧兜には男子の身体を守るという意味合いが込められている。


一つのことばを同じ発音のことばに掛けることはよく有りますが
尚武(武道・武勇を重んじること)と掛かっているのは知らなかったですね。


そして、こどもの日といえば忘れてはならないのが柏餅ですね(笑)
桜餅と並んで、植物系のお菓子として一定の地位を確立している
柏餅ですが、この柏餅の由来も調べてみました。

■ 柏餅 (かしわもち) の由来

粽(ちまき)が中国伝来なのに対し、柏餅は日本独特なもの。

柏餅を包む柏は昔から神聖な木とされています。

この柏の木は新芽が出ないと古い葉が落ちないため「子供が生まれるまでは親は死なない」、すなわち「跡継ぎが途絶えない」「子孫繁栄」に結びつき、端午の節句の縁起の良い食べ物になりました。


ちまきが先の屈原の話から生まれた風習なのに対し
柏餅は、日本独特の風習だそうで、端午の節句は
日本と中国の風習が混ざり合った、面白い風習になるということですね。
調べてみると、風習というのは実に面白いものであることが再度認識出来ました。


ちなみに、鯉のぼりについては
先月に記事をこちらで書いていますので
鯉のぼりの由来は、上記記事でどうぞ。

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One Response to “今日はこどもの日!その由来とは?”

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